2019年4月から青年海外協力隊のコミュニティ開発隊員として任期2年でペルーに派遣されているいくみです。
この記事では任地着任から1か月目~2か月目の間の活動記録を整理しようと思います。
参考までに私の要請内容です。
地域の生活諸相を調査し、町役場職員とともに、主に以下のような活動が期待されている。
- レモンとマンゴー農園の生産者グループの活動調査と把握
- 農業を観光資源化するための、様々なアイデアの提供と実施
- 資源ごみの分別回収推進のための啓発活動の実施
補足すると、この要請内容はあくまで要請があった時点のもので、今から2年以上前にでたものです。要請内容は参考にして活動は行うものの、住民のニーズを聞き取るところからはじまるコミュニティ開発隊員としてはやはり地域のニーズをしっかり知ったうえで求められる活動を行おうと思います。
今月やったこと
農業組織の訪問
知り合いにつなげてもらっていくつかの農業組織を訪問しました。
聞けるところではいくつか質問をさせてもらいました。
この知り合いは、農業組織6つくらいの長をやっていて地元でも名が知られている人っぽい。私の活動にも協力的でいろんなところ連れて行ってあげるよといってくれています。
質問は、どんな組織なのか、どんなことを行っているのか、いつできたのか、何人所属しているのかから始まって、組織の抱える課題や、所属する農家のモチベーションなど。
いざ面して質問となると何を話していいかわからなかったりみんな40代50代の男性で、彼らに囲まれてどうしていいかわからなかったり、そういうのも一つの発見でした。
生徒との交流の開始
環境教育系の活動にはなるのですが、とある学校とコネクションができたので異文化交流や環境系のタジェール(ワークショップ)をやることになりました。
対象は環境教育系は6年生(12歳)、異文化交流は3年生と4年生(9歳、10歳)。
第1回目のタジェールが8月末にあって、第2回目のタジェールが9月頭にあったので8月は全体のスケジュールと直近の2つの内容を固めたりしていました。
私は環境教育隊員ではないのと、今回作成した活動計画では主に町の経済開発の分野に重点を置いた活動にするように方向付けたので、環境教育の活動は積極的にしていくことができないのですが、生徒と関わるのはとても学びが多いので積極的に頑張ろうと思います。
今回6年生のとあるクラスに向けて5回分のタジェールのやるのですが、それについても環境教育、異文化交流、文化振興の3つの側面があります。知り合いの環境教育隊員に教えてもらったり前任の方の資料を参考にしたり、手を抜くことなく5回分やり切りたいと思います。
生徒と接することで住民の生活が見えたり生徒から教えてもらえたり、逆に日本のことや私が知っていることは生徒と交流ができたり、そういう意味でもこういう機会がこのタイミングでもててよかったなと思っています。
周辺観光地の訪問
友人の家に行ったり州都では有名なリゾート地に行ったり、週末を利用して私がいる州の観光地に行くことができました。
やはり百聞は一見に如かず。
話で聞くより自分で見るほうが納得できるし理解できるし、何より感じれる。笑
自分が思ったことはそのまま任地の観光に活かしたいし、活動のいいヒントになるといいなと思います。
実際に任地は観光的なイメージは全然なく、でも他の場所はとても観光地として魅力的で、そこの差別化をしたり州都に来た人に任地まで来てもらうような工夫は何となくできそうかもと感じることができました。これも私にとっては大切な一歩。
活動計画表の作成と提出
9月末のフェアに出展するため活動計画表を通常より早く提出する必要がありました。
そして作成、本日無事提出。
思ったよりまとまってよかったです。内容はまた後日。
実際活動計画表を作っていて感じたのは、これがあればいろんなところにこれをもっていって、自分が何をしたいのか、何をしに来たのか説明できるなーと。
今までは調査の段階だったし、何をしたほうがいいのか見えていなかったので行動しずらかったのですが、今後は農家や関係者に、私とならこういう活動ができるよ!っていう一つの営業資料になるしこれはいいや!と思いました。
実際文字に起こすことで見えていなかったものが少し明らかになったり、上司にも納得してもらえたり、自分でも今後の活動を理解するいい機会になりました。
最初は4か月しか任地にいないのに書けないよ~~と思っていたけれど案外何とかなった。
しかも活動計画表は必要に応じて変更可能なので、この計画表に縛られすぎず、任地に会った活動ができたらいいなと思います。
感想
ある意味、一番わがままに楽しんだ1か月だったかもしれません。
土日はお出かけが続いたし、それはめちゃめちゃ楽しんだし、
活動は意外に忙しくて、農業面、環境面であっちこっち行っていました。
授業をつくるためにオフィスにいる時間も割と意識的に確保するなど、今までの私の活動スタイルとは少し違った1か月でした。
誰が何を思うかよりも、自分が何を思ってどうしたいのかを大切にした1か月。今月は今月で楽しかったです。
9月はクスコに行ったり農業のフェアに参加したり、前任の人が訪問しにきたり、隣町の環境隊員とコラボしたりとちょっと忙しめ。
9月が終われば協力隊生活4分の1が終了。体調を崩さないよう、半年経過までラストスパート駆け抜けます!
こちらはこの1か月(任地に来て4か月目)で感じたことなどを記したnoteです
友人の親戚の家でネットと離れたりSNSと離れて少しゆっくりした生活を送ってみたり
かと思いきややっぱり孤軍奮闘の状況が好転したわけではなく、一人悩んでみたり
町に消防署がないことを知ったのをきっかけに協力隊で学ぶことについて簡単に書いてみたり
新しいアミーゴ(日本人の友達)ができて、やはり話が合う人が近くにいるのは大切だなってひしひし感じてみたり
とある大学生のNGO団体を接点をもって、コミュニティ開発隊員ってこういうことなのかなと考えてみたり
任地の友人の一言をきっかけに雲がかっていた活動の方向性が見えてきたり
そんな日々でした。
リンク先のnoteでは、ペルーでの日々の様子を綴っています。→こちらから