協力隊まとめ

<協力隊活動記録>2か月目の報告とそれを上司にしてみた結果について書きます

任地70日目。そして今日でペルーに来て3か月目。

今日は月初めというのもあり上司にこの1か月強の活動報告をしました。

活動報告はA4の紙数枚にまとめて毎月報告することにしていて、先月からはじめました。

今回の報告内容とその結果

今回報告した内容とその結果は次の通り。

青→は上司からのコメント

緑⇒はそれを受けて私が考えること

 

●この1か月にあった活動

スケジュール、写真、内容を整理して作成

→上司からは、次回以降の報告時は場所や目的、日付をセットにしてもっと特定させるように指示がありました。

 

●今の頭の中の整理(プロジェクト案5つ)※プロジェクトと大げさにいっていますが、ただの案です笑

①こどもたちとの交流プロジェクト

学校に行って子供たちと折り紙折ったり日本語を教えたり。少しでも日本を知ってもらったり私を知ってもらったり、子供たちと交流する時間をつくるプロジェクト。

→上司からは、いいと思うよ、って感じで。聞くより見るほうが考えることにつながるから、できたら手を動かしたり日本の歌を覚えたりのほうがいいかもね。とのこと。

⇒それを言われてたしかに歌とかいいな~と思った。日本の文化とかを教えるのは本来の要請には全然入っていないのだけれど、せっかく日本人が来たんだからそういう交流があってもいいのかなとは思います。

どれだけこれに時間が割けるかはわからないし、どういう狙いでやるのかとかは何も決まっていないけれど私にできることはやろうかなーと。

あと、子供たちはやっぱり折り紙とか好きだし、日本語話してっていってくる。コミュニティ開発隊員としての成果とかを気にしないといけないのかもしれないけれど、でもまずは任地で過ごす日本人として交流ということでそういう取り組みをしてみてもいいんじゃないかなと思います。

あわよくばそれが成果につながるといいけれどそれを気にしていたら何の活動もできないから、求められたところでは必要ならそういう活動もいいかなーなんて。時間にも制限はあるんだけれどね。

 

②環境教育プロジェクト

主に6歳から17歳くらいの生徒に向けての環境教育。一応環境教育のプランを作ってみました。一つの案だけれど環境系のキャリアのある上司にも意見を聞きたくて資料も添付。

→上司からは、いいんじゃない?とのこと。

⇒許可出たので環境課の同僚と実際に私の環境教育プランを知りたいと言っていた中学校の先生と打ち合わせをしてどんな感じで進めるか話し合って進行を決めたいと思います。

 

③農民に対する調査プロジェクト

これはプロジェクトと称しているけれど、私の調査のために農民を巻き込んでいくつかワークショップをやったりアンケート調査をしたい、という内容のもの。実際に会って質問するだけだと時間的制限や言語的制限があるので、マップを作ったり1年間のスケジュールを書いたりそういうワークショップをやればある程度彼らの仕事を認識できるかなと思い。

→上司からは、1年の仕事とか書いてもらうんでしょー?いいんじゃない?でもプロジェクトの名前、調査じゃなくてもう少し何がやりたいかが分かる内容にしたほうがいいかもね。とのこと。

⇒私の中でもこのプロジェクトについてはもう少し頭の中を整理したほうがいいなーと思っていたのでプロジェクトの内容をもう少しはっきりさせて参加者を不安にさせない工夫をしたいと思います。

ただ、この件はどこの誰に何をするかというのもかなり重要になってくるので少し慎重に見定めて様子を見ながら進められればと思います。

 

④生活改善プロジェクト

日本の戦後の農村地域の生活改善プロジェクトを参考に提案したものです。

ペルーは全体的に男尊女卑の文化があって、特に私の町も集落の方はとてもそれが強いんだとか。そして女性の地位が低いために学校に行けなかったり、十代前半で結婚したり、夫からの暴力もあったりするとのこと。

そしてお金を基本男性が管理するから男性はお酒を飲んだり博打に使ったりなどで家庭の経済は一向に良くならないとのこと。

そんな情報を得て、調査はもっと必要だけれどとりあえず上司の感触を聞きたく提案しました。

考えうる内容は女性にどうにか家計簿をつけてもらって家計を管理してもらったり、家庭内の衛生環境を整えたりなど。最終的には女性の自助グループの組織化など。生活改善は衣食住いろいろな側面で活動が行われてきていてとても参考になる部分があるので、現地の生活にあったなにか活動ができるといいと思います。

→上司からも男尊女卑の言葉を使った説明がありました(よかった。彼も認識しているみたい)。女性がお金を管理すればお酒とかに流れることもないし、そのほうがいいと思う。とのこと。日本の戦後の生活改善の話も興味深そうに聞いてくれました。

⇒正直、権利の低い人に権利を与える活動をちゃんとした調査もなしにやるのは危険です。恨みを買ったり反対に女性の立場を弱くしかねないからです。

よそ者として、見えていない部分はまだまだ計り知れないと思うので、とりあえずOKはもらったものの、もっと調査を続けてこの町を深く知ってからできる活動を少しずつ始めようと思います。

 

⑤文化復興プロジェクト

上司が前にふと、昔はいい習慣があったんだよー町もきれいだったしね。でも今は失われつつある。と寂しそうに語っていたのを聞いていたので考えたのがこのプロジェクト。

お年寄りから話を聞いてこの町が潜在的にどんないい文化を持っていてどんないい慣習があったのか、それを知って後世に伝えていくことでこの町により尊敬や誇りをもってもらうためのものです。

→上司はこれ好きだと食い気味に言っていました笑。前はある集落で特徴的な衣服を着ていたようで、男性の方はもうなくなってしまって、女性の方は今2人だけその衣服を着ているひとがいる。とのこと。その衣服がすごく素敵らしい。

⇒やはり上司が言っていたのを案にしただけあって食いつきもよいよな~と思いました。そしてそんな素敵な衣服、どんなものなのか知りたい。自分の町の文化や習慣を知ることやそれに誇りを持つことは、人生を生きるうえでとても強い追い風になったりします。アイデンティティというものはなめてかかれません。

そのため、私はこういう自己尊厳を養うプロジェクトも可能性があるのかなと思います。ぱっとみ収入向上!とか、栄養改善!とか、そんなわかりやすいものではないけれど、グローバルの流れの中で外部に搾取されそうになっても、この町の人間として誇りをもっていればこの町を守っていけます。

もう少し検討していきたいテーマですね。

 

報告とその反応を見て2か月終了時点で思うこと

 

この報告をしたとき、上司に「これは案です!全部やるわけじゃないし、全部できるとも思わない。ただあなたの意見を聞きたいから、私の頭の中を整理して書いてみました。意見を聞かせてください。」と話しました。

そしてすべての案に対して上司はいいんじゃない?と言ってくれました。つまりOKということです。

ただ話をしている中で、でもこれは難しいよねーーとか、これはなーー、とか。そういう感じで私がぼやくと

『住民の意識を変えることは難しいよ。でも今はじめてもらって、30年、40年とたって少しずつ変わっていけばいいんだよ。中には終わってしまうプロジェクトもあるかもしれないけど、種を植えることが大切。はじめの一歩を君がはじめてくれなければ、永遠にはじめられないんだよ?』

と言ってくれました。

私、言語の問題があるので彼が言うことまだまだ理解できないこと多くて、この言葉も本当にそういう風に言ってくれたのかわからないのですが、ニュアンスはそんな感じだといいなと思います。とても理解のある頭のいい良識のある上司なんだと思います。

そういってくれるのは本当に本当にありがたいです。

そして

『そんな2年で変わるなんて難しいよーでも君が将来結婚して子供を産んで、そしてまたこの町に来たときに、自分が日本語教えた子供と君の子供が、日本語で話せたら、うれしいでしょ?』

と。。(/・ω・)/

え、、、もしかしてめっちゃ理解ある人なのかな?!というのが正直な感想。

理解あるかどうかは別として、私というボランティアの存在をそういう風に認識してくれてうれしいです。

 

これを読んでもらった人には、このようにプロジェクトと命名してあたかもやっている風に見えるかもしれないけれど

本当にこれからで、これらもOKでだからってやるとは限りません。やるには2か月では足りなすぎます。もっともっとこの町を知らないと。

焦って見切り発車して現地の習慣や文化を乱すことだけは最悪すぎて絶対に避けたい。

これからもコツコツ一歩ずつ、知ったり聞いたり見たりしたものを時に信じたり時に疑ったり時に飲み込んだりして、どんな活動が自分にはできるのか見つけていきたいと思います。

 

とりあえず、今回の報告も無事に終わってほっとしました。今月も楽しみながらがんばります!