「派遣再開の見込みなし」
先日JICAからそのように連絡が入りました。ペルーに向かう隊員は今は基本はステイ。派遣再開に向けた前向きなフレーズはひとまずのところなさそうです。
JICA海外協力隊は、2020年の春に全隊員の緊急一時帰国が行われ、全ての隊員は日本に一時帰国し、派遣再開を待っていました。その間に任期が終了した人も多く、また辞退をして新たなフィールドにチャレンジをしていく人もいました。
2018年度4次隊である私は、ひとまずのところ2021年の春が任期の終了だったので、戻れることを信じながら待機隊員として待ち続けました。希望が薄いなあと思いつつ、でも先のことは見えなかったので自分にできる選択をして自分に出来ることをやってきました。
しかしながら派遣再開の見込みがない場合は、この度3月末で合意書が解除されることとなり、私の任国であるペルーの状況は未だ万全ではなく、派遣の見込みなしとのことで私も合意書解除をすることになりました。
つまり、3月末で2018年度4次隊、青年海外協力隊としての活動は終了。お疲れさまでした、となります。
青年海外協力隊として4月中旬に一時帰国してから早10か月と半分。
ペルーから日本に一時帰国した時は、きっと2020年7月くらいには戻れるだろうな~と
それが無理でも、きっと2020年10月くらいには戻れるだろうな~と
まあ、最悪2020年12月くらいにはどんなに遅くとも戻れるだろうな~と
甘ちゃんでした!!!(´;ω;`)
帰国して拡大していったコロナの感染状況。5~6月にかけて、ペルーはいつの間にか、10万人当たりの死者数が世界で1位になっていました。
こりゃ厳しそうだな…と思っている間に心のどこかで腹はくくってて
何となく、ペルーに帰るのはずっと先になるかもしれないとどこかで思っている自分もいました。任地で仲良くなった友人の訃報も届き、正直自分が帰れる帰れないとか、そういうことを言っている次元でないことにも気が付きました。
早くなんて戻れなくてもいいから、現地の友人や家族が、どうか元気に生き延びてくれますように・・・ペルーに関する私の祈りはいつの間にかそれが一番になっていました。
幸い、現在のペルーの感染状況は少しずつ良くなっていて、私の任地もだいぶ状況は改善されたと聞きます。12万人の町ですが、1日1人感染者が出るかどうかくらいまで落ち着いたそうです。ベッドも余裕があるとのこと、本当に良かった!!!
ただ派遣再開となると、現地の医療状況だけでなく、なんかあったときに日本に戻れるかとか、配属先がボランティアを受け入れられる状況であるかとかいろいろ考えることが多く、そのレベルにはペルーはまだ達していません。ロックダウンも度々出かねない状況を見ていると、まだなんだろうなという気はしていました。
「派遣再開の見込みなし」
改めて突き付けれると、そうだよな~~~って感じでしたが、ペルーに関して言えば現地の人が元気でいること以上に大切なことはないので、まあ仕方ないかという感想です。
あまり未来に期待したくもないし、まだかまだかと出国を待ち望んでロックダウンして派遣再開が延期になって落ち込んで、、と繰り返したりするのは精神衛生上よくないので
気ままにペルーの状況が改善されるのを待とうと思います。
あ、合意書解除はするのですが、何かしらの手段では少しペルーに戻れたらいいなと思っています。期間とかはまだ考えていないですが、数か月だけでもと。
1年ペルーにいて1年日本にいた協力隊生活でした。
正直、ペルーで報告会して友達や家族にさよならを告げて荷物をパッキングして日本へのお土産を買って飛行機に乗って帰国するという一連の動作もないので全然実感はわかない。
ペルーで2年通して活動をすることもできなかったし、ペルーのみんなにお別れも言えなかったし、ペルーの同期とかと集まって労をねぎらいたかったし、でも全部できない。世知辛いですね。
ペルーに戻れるのは、まだまだ先になりそうです。おいてきた荷物もまだまだ取りには帰れません。笑
気長に待つこととします。
ということで、そんな感じのご報告でした!!
また活動報告や4月以降のことなどはこちらのブログで報告させてください(*’ω’*)