ペルーと言ったらマチュピチュの次に出てくるくらい日本でも有名な世界遺産ナスカの地上絵。
今回はペルーの長距離バス会社Cruz de surを使用したリマからのアクセスとナスカのおすすめスポットをご紹介します。
「ナスカの地上絵」って?
その名の通りナスカという土地の上に描かれた絵のことです。
ナスカは雨がほとんど降らない乾燥したエリアが広がっており、そこはとても広大な土地。そこに幾何学模様から動物、鳥、宇宙人など様々な種類の絵が描かれています。その大きさも様々。
ハチドリと猿の地上絵です。
はるか古代の時代に描かれて、なぜ描かれたのかなどの謎も未解明のまま、雨のほとんど降らない乾燥した土地が今もなおその地上絵を現代に伝えてくれています。
リマからナスカまでのアクセス
ペルーの首都リマからスタート。
ナスカはイカ州に属し、リマからナスカまでの飛行機は現在ありません。
リマからはペルーの長距離バスCruz de surにて。このバスは2階建てのバスもあり足も延ばせ映画も見れてとても快適に長距離を移動できます。もちろんトイレもついています。
このバスに乗ってリマから約7時間。途中イカの中心地や自然保護区で有名なパラカスを経由してナスカに到着。(リマからナスカまでの車窓からの眺めも楽しんでね!)
ナスカのバスターミナルからはタクシーに乗って移動しましょう。町の中のホテルであれば5ソル(約150円)で移動できます。
リマからナスカまではこの長距離バスが良いですが、それでも7時間は長旅。もし腰が痛くなる、トイレが心配!など、もっと短い時間での移動を希望の場合は途中のイカ州イカ郡で宿を取ったり休憩するなどをして移動をすると良いでしょう。リマからイカまでは4時間。イカからナスカまでも4時間弱です。
地上絵をみるには?
セスナに乗ろう
ナスカのセスナ専用の空港からたくさんのセスナが出ています。会社を選んでセスナを決めましょう。地上絵の数、高度、時間などによって料金も異なりますが、だいたい100ドル前後。
例えば16つの絵を低い高度で見たいとなると料金は高め。8つの絵を高い高度で見たいとなると料金は安めになります。
交渉次第でもあるのですが、100ドル払えばある程度のランクのセスナには乗れます。
ただ16つの絵を見たい!そして近くにある水路(下記の写真)も有名で選択できるのですが、それも見たい!となると少し時間がかかります。
セスナの飛行時間は20~40分ほどで、その時間はどれだけの絵を見るかで変わってきます。ただこのセスナ、酔う人が多発しているので酔いやすい人は短めの時間を選択したほうがいいかもしれません!
私も乗り物酔い、そんなに強くはないのですがせっかく来たのでと酔い止めを飲んで40分セスナに乗りました!離陸の地点で結構やばいかも…!と思ったのですが、気分を紛らわしながらなんとか40分耐えました。
不安な人は酔い止め薬も持って行っていきましょう。
ミラドールに行こう
地上絵の近くにはミラドールと呼ばれる展望台があります。一人2ソル(約60円)。
高所恐怖症の私は少し怖かったのですが、一番上に上ると近くに木(arbol)と手(mano)が見えます。少し高い展望台なので眺めもいいし、地上絵と一番近くで写真が撮れるスポットです。
丘に行こう
ナスカからミラドールまでの間には小高い丘があり、そこからも地上絵が楽しめるのだとか!
私も行ったのですが地上絵は探せませんでした笑。
この小高い丘は、地上絵もですが、なによりナスカの広大な大地と一緒の写真を撮るには絶好の場所。
単純に眺めも良くて人もいなくて、ナスカの大地を楽しめるスポットとしてお勧めです。
私のこの丘に登って、ナスカの人が古代にこの地に絵を描いた気持ちがなんとなく分かった気がしました。それくらい広大で、絵も描きたくなるよなーって。
ぜひ、ナスカに来たらこの丘でナスカの土地を感じてみてくださいね!
ナスカの町とそのほかの観光スポット
町の中心アルマス広場「Plaza de Armas」
ペルーには基本町の中心に広場があり、「Plaza de Armas(プラザデアルマス)」と呼ばれる広場がナスカの町も同様にあります。
その広場の近くにはお土産屋さんやレストラン、カフェなどもあるので、ご飯を食べるとき、町歩きをする場合はアルマス広場を目指しましょう。
アントニーニ博物館
アルマス広場から歩いて約20分ほどの場所にあるアントニーニ博物館。
イタリアの発掘チームが運営している博物館ということで入館料は15ソル(約450円)と少し高めだけれど、発掘された土器や織物、首飾りなどがとてもしっかり管理されています。ミイラのレプリカもあります。
中庭にはナスカの水路やお墓のレプリカも。
特に個人的に気に入ったのは中庭にあるナスカの地上絵のレプリカ。いろんな地上絵が上から見下ろせて、こんな感じで全体で描かれているんだと大変興味深かったです。
中庭は乾燥したナスカでは珍しい、小さな植物園ゾーン。緑もあって少しリフレッシュできますよ。
マリア・ライへ博物館
地上絵が広がるエリアの先にある博物館、町からは車必須です!
地上絵の解明、保存に大きく貢献したといわれるマリア・ライへさんについての博物館で、中には彼女が保存のために使った道具や地図などが展示。また研究室を再現したお部屋も展示されていました。
そのほか、土器やミイラも展示。中庭には彼女が眠るお墓もありました。
入館料は5ソル(約150円)。少し遠いですが時間があったらぜひ。
ちょこっと情報
私が泊ったホテル
「nanasca」というホステル。Booking.comで探しました。
4人一部屋で2泊で200ソル(約6000円)。一人一泊750円、とても安く泊まれました。
2段ベッドでシャワートイレ付のお部屋。それ以外に小さいロッカーしかないけれど、2泊のみの観光目当ての旅行者には十分でした。朝はパンと紅茶とジュースが食べられます。
お土産屋さん
おすすめのお土産屋さんはセスナを乗る空港の近くのお土産屋さん!
町にもありますが、町の中のお土産屋さんは3倍近くします!
空港の前にあるお土産屋さんは品ぞろえも豊富だし安い。ほとんど売っているものも同じなのでタイミングが合えばそちらで買いましょう!
ナスカという広大な土地を楽しもう
世界遺産の地上絵で有名なナスカですが、その土地も広大。
バスの車窓からの眺めもとてもいいです。
地上絵とナスカの魅力を存分に楽しんできてくださいね!
¡Buen Viaje!