国際協力

旅初心者のあなたへのご提案【スタディツアーに参加してみよう!】<内容と参加方法>inカンボジア

大学1年生の時にカンボジアのスタディツアーに参加しました。

初めての海外というのは何もかもが不安。私もカンボジアに行きたいと思っていはいたものの、一人で海外に行ったことはなく、まずは他の誰かと一緒に行けるようなツアーで行ってみることに。

多くの海外初心者にとって参加しやすいのは、なんといっても団体のツアーなどの添乗員さんがついている旅行形態。特に、スタディツアーに関しては、その国のもっと現地に寄った部分をみれることもあります。様々な旅行会社が、様々な国へ、様々な旅行プランを企画しているので初心者の方にはお勧めです✨

私は地球の歩き方が行っているカンボジアのスタディツアーに参加してみることにしました!今回はその内容と感想を書きます。

 

カンボジアのスタディツアーに参加した理由

 

カンボジアのスタディツアーには、大学1年のときに参加しましたが、当時カンボジアは今ほど注目はされていなく、周囲の反応は、カンボジアってどこ?という感じでした。

高校生のときに、尊敬している先輩が大学でカンボジア語を学んでいてその国にとても興味を持ちました。スペイン語やフランス語、ポルトガル語などと比べるとマイナーではありますが、とても強く興味惹かれたのを覚えています。

でも、そのカンボジアへのあこがれは消えず、大学生になったらまずカンボジアに行きたい!と大学1年の夏休みに1週間ほど行ってきました。

Googleに「カンボジア 旅行」と検索して申し込み。現在では、いろんなツアー会社がスタディツアーをやっていますよ!

参加費用はどのくらい?

ツアーは成田空港からの往復航空券や現地でのホテル、一部ご飯代を含め、参加費用は約20万弱。現地でのオプションツアーに参加するとなるともう2~3万円ほど上乗せになります。

海外初心者にとっては現地でのホテル手配、ご飯や旅行券などいろんなものの手配がちょっとしたハードルとなりますが、ボランティアツアーのようなものは他にも日本から一緒に行く仲間がいたり、お金を先に払えばあとは添乗員さんに案内してもらえたりなど、心理的ハードルはかなり低いです。

大体20万円ほどみて、あとはお土産などが欲しければ多めに用意しておくと良いでしょう。

ひとりで参加して不安は?

こういったボランティアツアーやスタディツアーというのは、友達などと参加することもあれば、一人で参加することもあります。申し込んだら、旅費を支払い、日程通りに空港に集合しますが、成田空港では実際に他に参加する日本人の方と合流できるので安心して日本から行くことができます。

最初はみんなはじめましてですが、合流して自己紹介をしたのち、チェックインしたり搭乗時間を待っている間にだんだん緊張もほぐれて行くし、現地に着いたときはもう仲間です✨

私は18歳で初めて参加しましたが、他の参加者も大学生が多く本当に安心してカンボジアに向かうことができました。

私が参加したツアーは友達と参加している人もいましたが、ほとんどがおひとり様参加でした。友達と参加してみるのもいいと思いますが、新たな出会いも多いので、一人で参加してみることを私はお勧めします!

ツアーの内容は?

 

ツアーの内容は、カンボジアの村の子供たちに先生になって美術や音楽、体育などを教えるというものです。私が参加したものはカンボジアのシェムリアップという観光地からバスで2時間ほどの田舎町にいったところにある小学校が対象でした。

当時のカンボジアは、数十年前にあった虐殺の歴史により働き盛りの世代がとても少なく、教育の面で言えば算数、国語、英語を教える先生はいても、美術、体育、音楽を教える先生はあまりいませんでした。そのためボランティアたちには小学校に訪れたときに美術、体育、音楽を教えるように計画をされていました。

また、寄付するものがあったら持ってきてねとあらかじめ言われていたので、実際に現地に行って子供と遊ぶ以外にも、何か寄付できるタイミングもありました。

また、小学校に行く前にはカンボジアのことを学習したり、他の半分に日程では観光地であるアンコールワットやトンレサップ湖にも行きました!1週間のツアーでしたが、広く浅くカンボジアのいろんな側面を見ることができました。

 

参加を迷っている人は説明会に参加してみてもいいかもしれません。私も説明会に参加しましたが、座学的な感じだったので少し堅いイメージでした。でも質問とかできるので、不安なことがあったら解消してから申し込むのがいいと思います。

 

スケジュール

 

1日目

東京と大阪の空港に集合して飛行機でシェムリアップへ。

乗り継ぎがベトナムのホーチミンであり、そこで関東組と関西組が合流しました。

それぞれ10名くらいいたので、初めて参加者約20名くらい全員参加です。

18歳だったからかもですけど、なんかいろんなところから人が集まっていて感動しました。笑

ベトナムのホーチミンから小型の飛行機に乗ってみんなでカンボジアのシェムリアップへ。

この町はカンボジアの首都プノンペンに続くくらい有名で、あのアンコールワットもあるところです。

シェムリアップのホテルで夕食でした。みんなの自己紹介をしあったりしてご飯食べました。

2日目

小学校に行く前にどんなことをしたら現地の子供たちが楽しんでくれるかをみんなで一生懸命考えました。私たちは体育・美術・音楽の授業がない小学校にいってその楽しさを伝えていくという内容だったので。出し物なども言葉が通じない分わかりやすいものを用意して練習しました。(この時間もとても楽しかった!)

また現地にいる日本人スタッフにカンボジアの歴史を学びました。

夜ご飯はレストランにてカンボジアの伝統舞踊を鑑賞しながらいただきました。

この2日間はカンボジアの現地の人にほとんどあっていないので、早く子供たちに会いたい~と私はずっと思っていました。

あと、このときからカンボジア食のおいしさに気が付き始めていました。笑

3日目

ようやく小学校訪問です!シェムリアップの中心地からバスに乗って2時間。

道路もすごくがたがたでえーこんな道入るの?!という感じでした。

小学校がある村に入ってからはたくさんのカンボジア人がびっくりしてバスに集まってきました。

「日本人」はもちろん「外国人」を見るのが初めてのようでした。(地球の歩き方でいくコースは、何度かスタディツアーでみんな訪れる村もあれば、初めて訪れる村もあるそうで、私のときは私たちの隊が初めてだったそうです。)

一生懸命準備した出し物は大ウケ。わーい。

そのあとは音楽と称してみんなで歌を歌ったり、

美術と称して私たちの似顔絵を描いてもらったり、

体育と称してみんなで庭で遊んだりしました。

本当にかわいかった。みんなすごく素直でいい子たちばっかりでした。

4日目

この日も小学校の子供たちと交流をしました!

少しずつ距離が縮まって、最初人見知りしていた子供たちも打ち解けてくれはじめてうれしかった。

そのあとはカンボジアの歴史をより深く学ぶために「アキラ地雷博物館」へ。

現在のカンボジアと、数年前のカンボジアを一気に知って、心はすごく揺れました。

5日目

この日も小学校の子供たちと交流しました!

でも、最後の日。子供たちと過ごす時間は一瞬すぎて本当に終わってほしくなくて、夢中で一緒に遊んで。

短い間だけどすごく情は湧くし、本当にこの子たちの将来を見守っていきたいと思いました。

最後のお別れも本当に悲しかった。絶対また戻ってくると思いました。

最後バスに乗り込むとき、小学校の校長先生が、「絶対にまた戻ってきてくれ」って強い声で言ってくれて、本当にうれしかった。子供たちが喜んでくれて、私たちを受け入れてくれたとわかってすごくうれしかった。

帰りのバスの中はみんな別れの悲しさでシーンとしていました。笑

あれから7年経ちます。もう私たちのことは覚えてないと思うけど、いつかまた行きたいなって本気で思っています。

6日目

世界遺産アンコールワットやアンコールトムの観光。

正直、私は小学校に行くのがメインで思っていたのでこれにはあまり気が進まなかった。

そこにいくくらいなら小学校もう一日増やしてよーって行く前まで思ってた。

でも行ってよかった!!!笑

アンコールワットやタプロームすごくよかった。

歴史も自然や昔の人のすごさも勉強になりました。

盛りだくさんでいいツアーだなって本当に思いました。

その日の夕食会が最後の夕食会。

みんな少しおめかしして(カンボジアの衣装とか着たりして)ちょっと大人に楽しみました。

それぞれいろんな思いでこのツアーに参加してて、みんなの感想を聞けて良かった。

7日目

自由行動。トンレサップ湖のクルージングとか楽しみました。

他にもプランあったらしいのですが、私たちの隊はほとんどみんなトンレサップ湖選んでて他を知らない。。

このクルージングも本当にたのしかった!へびを首に巻いたりとか、船の上で暮らすひとたちの生活を垣間見たりとか。

そのあとも村に戻って買い物したりみんなでご飯食べに行ったりして。

8日目

帰国。

行きと同じくベトナムのホーチミンで関東組と関西組は解散になりました。

ここでもみんな涙、なみだでした。

 

スタディツアーに参加した感想

始めて自分で申し込んで参加した旅。今思うとこれが私の海外に踏み出すための初めての一歩でした。そのあと一人でカナダに行ったりロンドンに行ったりしますが、この経験が私のスタートになっていると今でも感じます。

憧れていたカンボジアへの旅。思い切って参加してみたら、仲間やカンボジアへの愛、食べ物のおいしさや豊かさ、初めてのひとり海外の経験、そして国際協力への思いなど、いろんなものを手に入れることができました。カンボジアの現状や歴史だけじゃない。私の人生観に影響を与えたこのツアーを私は決して忘れません。

思い切って参加した18歳での旅。この時期に参加して本当に良かったと思っています。ここからがいろんなもののスタートに。これは出発前には想定していなかったことでした。

最後にひとこと

海外に行ってみたいけれど自信はない。そんなあなたにお勧めします。いろんな仲間と新しい自分と出会える旅、ボランティアツアーやスタディツアーは何かに一歩踏み出すためのきっかけになることがあります。

迷ったら、参加してみて。!!