「海外に行きたい!でも何から始めていいのだろうか?」
「そもそも海外にいったことがないのに海外にいけるのだろうか…」
「なにをどうすれば海外にいけるのだろうか…」
海外に行くと一言でいっても、その手段はたくさんあります。この記事では海外に行く手段とその説明について簡単にまとめました。
なんとなくいつか海外に行けたらなあ思ったあなたもきっと海外に行きたい理由があるはず!ぜひ自分に合った手段で行けるといいですね。この記事が少しでも参考になったらうれしいです。
この記事の対象:
- 海外にいつか行ってみたいと思う方
- これから進路を決めようと思う中学生・高校生の方
- キャリアチェンジを考える社会人の方
海外にいくならこんな手段があります!
たとえば私がざっと挙げてみるだけでもこれだけの方法があります。
- 海外旅行
- 海外の親戚や友人を訪ねる
- 海外留学、海外研究に行く
- ワーキングホリデー
- WWOFFで参加する
- 会社員になって海外転勤(駐在員)
- NPOやNGOなどの国際関係機関の駐在員として派遣される
- 現地採用で働く
- 青年海外協力隊になる
あなたはどれが自分にあっているな~とおもいますか?理由や期間、場所、給与面など自分の事情によっても変わってきます。
下記ではそれぞれの項目の簡単な説明をしています!
それぞれの手段のご紹介
海外旅行
一番想像しやすくて一番参加しやすい海外旅行。パスポートを持って飛行機に乗れば達成できます。
近くて行きやすいところでは、台湾、韓国、グアムあたりなどがおすすめ。少し足を延ばしてヨーロッパやアメリカ、東南アジアも海外旅行をしやすいスポットですね。
日常を少し忘れて海外に行きたい!というあなたは休みをとって海外旅行に行ってみては?
「海外旅行」はここが◎!✨
- 海外にあまりいったことのない人でも行きやすい
- 好きな国、好きな場所に行ける
- 好きな期間行ける
- 予算がなくても行ける
- 今の生活を大きく変えなくても参加しやすい!
- 誰でも参加できる
「海外旅行」はここが△!
- 長い期間行くには、場所によってはお金がかかる
- 旅行以外の経験を得たい人(語学力UP、海外での特定分野のスキル向上等)には不向き
まずはGoogleで「行きたい場所 旅」などで検索してみましょう!航空券や宿、地域の観光スポットなどいろんな情報が出てきます。一度も行ったことのない方は旅行会社(H.I.S.やJTB、日本旅行など)のパックツアーを使うと、ホテルや航空券がセットになっていたり、添乗員がついているツアーもあるので安心かもしれません。
私は海外旅行というと、イタリア、ドイツ、グアム、台湾、オーストラリア、ハワイ、フィリピン、アメリカへいったことがあります。特にグアムは中心の観光地でしたら日本語がほぼ通じますし、台湾は日本人には食が合います!海外へあまりいったことがなければまずはグアムや台湾あたりがお勧めです。
海外旅行体験については下記にもまとめているのでぜひ見てみてくださいね。↓
海外の親戚や友人を訪ねる
もし海外に知り合いがいるなら航空券をとって行ってみては?仲が良ければ観光案内をお願いしたりお家に泊めてもらうこともできます。
海外旅行はある程度自分で調べることもできますが、親戚や友人が住んでいるのならおすすめを聞いて回るのも吉。
「海外の親戚や友人を訪ねる」はここが◎!✨
- 海外にあまり行ったことのない人でも行きやすい
- 事前調査をしなくてもおすすめを聞いて回れる
- 好きな期間行ける
- 予算がなくても行ける
- 今の生活を大きく変えなくても参加しやすい!
- 誰でも参加できる
「海外の親戚や友人を訪ねる」はここが△!
- 長い期間行くには場合によってはお金がかかる
- 旅行以外の経験を得たい人(語学力UP、海外での特定分野のスキル向上等)には不向き
まずは海外にいる親戚や友人に連絡をとってみましょう!
海外航空券は毎日のように値段が変わったり、往復だと安くなったりします。私は個人的に良くこちらのサイトを使っています。満足いく値段で航空券が取れるか、探してみてください!
海外留学・海外研究
語学留学や海外ならではのスキル向上を目的にしたい人に参加しやすいのが、海外留学や海外研究。
例えば英語力向上、スペイン語力向上などの語学留学は周囲にも参加したことある人がいるのではないでしょうか?
そのほか、フラワーアレンジメントのスキル、ヨガのスキル、国際開発学の勉強、ストリートダンス、音楽、スキューバーダイビングなど幅広く、海外のほうが学びやすい環境があるなどという理由から選ぶことも。
「海外留学・海外研究」はここが◎!✨
- 海外にあまりいったことのない人でも行きやすい
- 旅行以外の経験を得たい人(語学力UP、海外での特定分野のスキル向上等)に向いている
- 好きな期間行ける(短期や長期で選べる!)
- 誰でも参加できる
- 海外で友達がつくれる可能性大
「海外留学・海外研究」はここが△!
- 往復渡航費、留学費に加え、住居費、生活費がかかるため費用がかさむ(1年などの長期だと300万前後が目安)
- 長期で行く場合、大学を休学をしたり会社を辞めたりする必要が出てくる
まずは自分が海外で学びたいことはなんなのか、一度考えてみて、調べてみましょう!
私は長期で海外留学をしたかったのですが、やはり費用が高く、20歳のときにロンドンに語学留学でひとまず3週間いってきました!とってもいい経験になったのですが、それでも費用は高くて全部で70万くらいかかりました。ぜひ興味ある人は下記も見てみてください。
また、海外研究としてはカナダのバンクーバー島にカナダ先住民ファーストネーションズの方々の観光を研究しに行ってきました。研究の場合は海外でインタビューをしたりしながら生活するので語学力も伸びて研究もできてとてもよかったです。
ワーキングホリデー
長期間海外に行って英語を勉強したり海外の文化に触れたりしたいけれど、海外留学はお金がかかるし…というあなたはワーキングホリデーが向いているかも?
ワーキングホリデー(略:ワーホリ)は行く国によっては年齢制限がありますが、観光ビザではいけない長期の期間も「ワーキングホリデービザ」を取得することで行くことができます。
現地で働きながら生活できるので少し収入もあるし、留学のように語学学校に通ったりしないのであれば海外留学ほどはお金がかかりません。
国にもよりますが、30歳までの人は参加できるそうなのでぜひ参加を検討してみては?
「ワーキングホリデー」はここが◎!✨
- 海外にあまりいったことのない人でも行きやすい
- 旅行以外の経験を得たい人(語学力UP、海外での特定分野のスキル向上等)に向いている
- 長期間行ける
- 海外留学に比べて費用を抑えることができる
- 海外で友達ができる可能性大
「ワーキングホリデー」はここが△!
- 海外留学ほどではないが、50万~200万ほどの費用がかかる(現地の収入によっては±0やプラスになることも!)
- 長期で行く場合、休学をしたり会社を辞めたりする必要が出てくる
- 年齢制限があるため31歳以上は参加できない
ワーキングホリデーや海外で農業体験ができるWWOFFについてもまとめているのでご参考ください!↓
WWOFFで参加する
WWOFFをご存知ですか?ほかに述べた手段のなかで一番なじみがないかもしれませんが、簡単に言うと農家に住み込みで働くというようなものです。
ポイントとしては金銭のやり取りが発生しないこと。受け入れる側は食事と宿を提供する代わりに、訪ねる側は労働力を提供します。
往復の航空券があれば大丈夫なので金銭的にも大きくかかりません。期間も農家さんとの約束になるので短期から長期で働くことができます。
「WWOFF」はここが◎!✨
- 好きな期間参加することができる
- 海外で友達ができる可能性大
- 選考などはなく、ウーファーとして登録をして、ホスト側に承諾が得られれば1年のうちにいろいろなホストをまわれる
- ホストがある国に行けるため、ある程度行く国を選べる
- 語学力があまりなくても参加できる
- 低コストで参加することができる
- 有機栽培のことや農業のことを学べる
「WWOFF」はここが△!
- 基本的に「誰かの家」に住み込みながら働いて暮らすため、ホストさんやほかのウーファーさんとの人間関係が大切になり、その関係が崩れてしまうと居ずらい
- 給与や手当は原則発生しない
- 農作業などをしっかりやってもらうことが大事なので遊び気分の人は断られることも
ワーホリやWWOFFについてはこちらを参照!留学だけじゃない!ビザを取得して【ワーホリ体験】or【WWOFF体験】海外生活を体験する他の選択肢とは?
会社員になって海外転勤(駐在員)
現在いる環境でも海外にいけるのが会社員として海外にいくこと。これは勤めている会社次第では難しいですが、チャンスがあるならぜひトライしてみる価値あり。
なぜならほかの手段のような高額な費用は自費でかからないからです。また会社に居ながらにして海外に行けるため、安心感があるというメリットも。帰ってきたら会社の希望の星として海外経験を生かした仕事をさせてもらえるかもしれません。
「会社員として海外転勤」はここが◎!✨
- 海外にあまりいったことのない人でも行きやすい
- 旅行以外の経験を得たい人(語学力UP、海外での特定分野のスキル向上等)に向いている
- 長期間行ける
- 海外留学に比べて費用を抑えることができる
- 海外で友達ができる可能性大
- 休みを使う必要もなく会社にいながらにして行ける
- 帰国後も会社にポストがあるので安心
「会社員として海外転勤」はここが△!
- 会社によって海外転勤をできる人が限られてしまい、チャンスはあっても実際渡航することが難しいことが多い
- 帰国後も会社で働ける安心感はあるが、会社に属しているため海外在住中も他の選択肢よりは自由度合いが低い
- 現地での暮らしは会社によっては厳しいルールがありあまり自由に暮らせないことも
そもそもグローバルに展開している会社でないと駐在員の仕組みはないと思うので所属している会社にもよりますが、会社員として海外転勤できるのは安定を優先する人は大きなポイント。チャンスがあればぜひ参加してみるのも吉でしょう!
海外で働く手段については下記の記事にもまとめているので参考になると嬉しいです!↓
NPOやNGOなどの国際関係機関の駐在員として派遣される
国際機関の駐在員として海外に行く場合は、駐在員としての募集などが多いので海外での駐在員として海外に行くことができます。
ただし、専門的な知識、技術、経験が必要であったり、海外での駐在経験が必要なことも。
また駐在する場所もその組織ごとに指定されていることが多いので、海外旅行やワーキングホリデーのように好きな場所に好きなだけというわけにはいきません。
狭き門ではありますが、駐在員としてのやりがい、得られる経験は何にも代えがたい、とても魅力的な海外へ行く手段のうちの一つだと思います。国際協力などに興味があって、我こそは!という方はぜひチャレンジしてみては?
「国際関係機関の駐在員として派遣される」はここが◎!✨
- 長期期間海外で働きたい人に向いている
- 駐在員としての給与があるためお金の心配なく参加できる
- 海外で友達ができる可能性大
- 専門的な知識や経験が得られる
「国際関係機関の駐在員として派遣される」はここが△!
- レベルが高く、専門的な知識や経験、技術、特定分野の大学院修了歴が求められることが多く、参加できる人が限られている
- 長期派遣が多く短期で参加できるものは少ない
ちょこっとこばなし
大学生時代にNPOやNGOにあこがれて駐在員として海外に行くことを考えましたが、多くは大学院修了が必須であったり、海外経験2年以上が必要だったりと学生時代の私が目指せるものはあまりありませんでした。みんなが合格できるものではありませんが、条件が合えば、とても魅力的!そういったキャリアを目指して大学院に行ってみたり、海外協力隊の制度などで海外経験を積むのもいいでしょう。
現地採用で働く
現在東南アジアなどでも就労する人が増えているそうですね。海外に行って、現地で職を探してみるのも良いでしょう。ただ、日本国籍の人が海外で働くにはその国の就労ビザが必要になります。
日本企業が海外での駐在員を現地採用で募集していることもあり、その場合給与はもちろん住まいが保証されていることも多いので安心して暮らすことができます。
「現地採用で働く」はここが◎!✨
- 長期期間海外で働きたい人に向いている
- 海外での給与があるためお金の心配が少ない
- 海外で友達ができる可能性大
- 専門的な知識や経験が得られる
「現地採用で働く」はここが△!
- 現地採用の場合、現地の給与水準に合わせることが多いため、給与としては日本での給与よりは下がる(現地で生活していく分には十分の金額であることが多い)
- 海外での就職は高い語学力や専門知識が求められることも多い
青年海外協力隊になる
青年海外協力隊として海外にいくのもひとつの手段です。国際機関の駐在員として海外にいくのとどう違うの?という疑問もあるかもしれませんが、青年海外協力隊は大学院を卒業していないとなれないわけでもなければ海外駐在経験がないと合格できないものでもありません。語学力は英語でTOEIC330点以上あれば応募資格をクリアしています。
また、海外留学やワーキングホリデーのように50万~300万の費用が掛かることもないというのも一つの特徴です。
「青年海外協力隊」はここが◎!✨
- 長期期間海外で働きたい人に向いている
- 海外での手当があるためお金の心配が少ない
- 海外で友達ができる可能性大
- 選考時に専門分野の経験、知識、技術が求められるが、国際協力に関わりたいという姿勢と今までやってきたことも総合的に評価されるため、応募しやすい
- ある程度は行く国を選べる
- 語学力があまりなくても参加できる
- 「現職参加制度」を利用すれば現職に就きながら参加することが可能
- 派遣前に訓練があり、語学力や体力づくりなど準備ができるほか、予防接種なども受けられる
「青年海外協力隊」はここが△!
- 海外生活を2年することになるため現在の環境を休学・休職、退職などが必要になる可能性がある
- 選考開始から派遣までの期間が長いことが多い
- 合格までに健康診断などで厳しい基準が用いられている
- 日本から派遣国のカルチャーショックと派遣国から日本への逆カルチャーショックを経験するため、大変なことも多い
- 社会人の場合、海外協力隊として派遣されていた期間を「ブランク」と見る組織が多く業界によっては転職が難しい
青年海外協力隊は、国際機関や会社員の駐在員として働いたり、海外で就労したりするよりも参加しやすいです。
期間が原則2年と決まっているのもポイント。2年海外経験を積めると同時に2年日本を離れることになります。
私も海外協力隊として途上国に行っており、青年海外協力隊についてはほかの記事もあるので興味ある方は参考になればと思います。
最後に
海外にこれだけ見ても海外に行く手段はたくさん。それは海外旅行のような短期なものから、青年海外協力隊などの長期なものまで。
自分は海外に行って何をしたいのか、どうして海外にいきたいのか、この機会にぜひ考えてみるのもいいと思います!その際にこの記事がお役に立ったら嬉しいです。