海外に長期でいく場合、一番身近には海外留学などがありますが、実は選択肢はそれだけではありません。例えば、ワーキングホリデービザをとってワーホリに行って海外で生活を送ったりWWOFFの制度を利用して海外の農作業をしながら住み込みで暮らすこともできます。
この記事では、海外で生活する手段としてワーキングホリデーとWWOFFの特徴についてまとめてみました!
ビザ(査証)とは?
ビザ(査証)とは、海外に行く際に必要な審査・証明書のことです。
パスポートを持っているからと言って誰でも好きなように海外に行けるわけではありません。免除がない限りは基本的に海外渡航にはビザが必要とされます。ビザとは、認められた者が、その国で認められた活動をすることが許される許可証のようなものです。
例えば観光しに行く際には、観光ビザというようなものが必要になり、労働するには就労ビザが必要になります。
ビザの審査や取るべきビザについては、渡航する国のルール等によって決められるため、国によってはビザが免除されることがあったり、ビザの種類や認められる期間が異なることがあります。
アメリカの渡航認証システム(ESTA)について
アメリカは、2001年の9.11以降、入国審査が厳しくなりました。それに伴い、アメリカに入国するにはESTAと呼ばれる申請が必要となり、アメリカに旅行に行く場合であってもESTAが必要になります。
これはほかの国に行く際に一般的に呼ばれているビザの代わりとなるもので、アメリカに旅行に行く際は、期間によってはパスポートとESTAを持っていれば旅行ができることになります。
ワーキングホリデーとは
ワーキングホリデー制度とは、ワーキングホリデービザを取得して海外に行き、労働や観光をすることができる制度です。
参考:【ワーキングホリデー(ワーホリ)制度とは】
ワーキング・ホリデー制度とは,二つの国・地域間の取り決め等に基づき,各々の国・地域が,相手国・地域の青少年に対して自国・地域の文化や一般的な生活様式を理解する機会を提供するため,自国・地域において一定期間の休暇を過ごす活動とその間の滞在費を補うための就労を相互に認める制度です。
引用:一般社団法人日本ワーキング・ホリデー協会HPより
海外200か国どこでもできる制度ではなく、日本と協定で結ばれた国に行くことができます。一般社団法人日本ワーキング・ホリデー協会のHPによると下記の国に行けます。
オーストラリア | ニュージーランド |
カナダ | イギリス |
イタリア | 韓国 |
フランス | ドイツ |
アイルランド | デンマーク |
台湾 | 香港 |
ノルウェー | ポーランド |
ポルトガル | スロバキア |
オーストリア | ハンガリー |
スペイン | チェコ |
アルゼンチン | チリ |
アイスランド | リトアニア |
スウェーデン | エストニア |
オランダ | ラトビア |
フィンランド |
また、だれでも行けるわけではなく、日本国籍を有する18歳から30歳までの人と決まっています。
通常多くの国では労働をするのに就労ビザ、観光をするのに観光ビザなどが必要となりますが、ワーキングホリデーではワーキングホリデービザがあれば就労や観光ができます。
18歳から30歳までの人には敷居が高くなく海外に行ける制度ということですね。
ワーキングホリデービザを取得するためには行く国ごとに決まりがあるので、セミナーなどに参加してまずは情報収集をしてみましょう!一般社団法人日本ワーキング・ホリデー協会でもセミナーなどがたくさん行われています。
WWOFF(ウーフ)とは
WWOFF(ウーフ)とは、World-Wide Opportunities on Organic Farmsの略です。
有機農家で宿と食を提供してもらう代わりに、労働力として農作業を手伝う制度のことで、日本はもちろん海外でも行われています。
- ウーファー(手伝う人)として登録をして
- ホスト(受け入れ側)を選び
- 申請をして
- ホストから承諾をすれば
- 待ち合わせをして
- 活動を開始
することができます。そこには金銭関係のやりとりは一切発生しません。
基本的にはワーキングホリデービザもしくは就労ビザが必要になりますが、国によっては短期間であれば観光ビザで活動ができます。
1週間以上の滞在であれば休日があるので、近くに観光に行くことも可能。
旅先でWWOFFをするもよし、ワーホリの合間にWWOFFをするもよし、WWOFFで世界を周るもよし。
農業などのお手伝いをしながら現地の生活に入り込み有機農家のおいしい野菜や作物を食べてホストさんやほかのウーファーとの交流をしたり近くに観光に行ったり自然を味わったり。素敵な制度ですね!
ビザをクリアして自分に合った海外生活に飛び込んでみよう!
海外へ行くと言っても留学だけではなく、いろんな選択肢があることを知っていただけたでしょうか?ビザをクリアすれば、行きたい国に滞在することができます。特に30歳まででしたらワーキングホリデービザもあってチャンスが多い!
ぜひ行きたい国、やりたいことをかなえられる方法として、自分に合った選択肢をとれることを応援しております!
ビザについては、「ビザ ○○(行きたい国)」と調べてみるとその国でどのような目的で行く際にどんなビザが必要かを調べられます。
また海外には日本以上に注意が必要な場所が多いです。渡航にあたっては外務省が渡航可否のサイトを運営しているので、そちらを参照してみましょう。→外務省HP