JICAの青年海外協力隊。
18歳から参加でき、私も13歳からあこがれていました。
でも実際に初めて応募をしたのは24歳の時。
早くから青年海外協力隊になりたかったのに、
どうして10年も温めて、
新卒でもなく社会人になってから挑戦しようと思ったのか。
どうして新卒で青年海外協力隊に挑戦しようとしなかったのか。
個人的な話ですが、私の理由を書いていくことにします。
やりたいことがまだ明確でなかったため
大学卒業後の進路は在学中からずーっと考えてはいたのだけれど、
その中で休学して青年海外協力隊にいくこととか、
新卒で青年海外協力隊になることとか、
自分にとって
何が良いのか、
どの道が後悔しないのか、
何の仕事を楽しいと思えるのか、
いろいろ考えました。
実際に大学3年生のとき就職活動をしようとした段階で、青年海外協力隊になることは頭の隅にありましたが、
正直言ってその段階で青年海外協力隊を受けるほど明確に青年海外協力隊になりたいと考えていなかったのです。
なりたいけど、、、
今じゃない感。。
もっと自分がどうして青年海外協力隊になりたいのか、
協力隊の経験を今後どのように生かしていきたいのか、
何のために現地にいくのか、
そういうものがはっきりしてからでいいのかなあ。
そういうのがはっきりしないうちはとりあえずいいかな。
というそんな感じ。
常に周りより自分を納得させたい質なので、いくら長年あこがれていた活動だからと言って自分が納得していないのに行くのはなあと思っていました。
今の自分が海外にいってもなにもできないだろうと感じてしまったため
大学卒業後2年間も海外経験があったら、
帰国したのち若いころからいろいろできるしすっごいいいことだと思うんです。
国際協力の世界に進みたい人も協力隊での経験は今後のキャリアに大きな糧になると思うんです。
でもこれも自分の中で納得していなかったからなのですが、
というのが22歳の私が感じたところ。
高校を出て大学で海外の文化に触れたり文化人類学を専攻してカナダの先住民に会いに行ったり、まあそんなようなことはしてきました。
旅もすきだし旅するためにバイトもたくさんしたし、、、
ただそのうえで
って自信を持てるようななにかをもっていなくて。
「外国学部交流文化学科」という学科に属していたため、
国際協力についても考える時間はあって、実際にボランティアとしてカンボジアに行ったりしてたんですけど、自分の中での「国際協力」について考えることもあいまいで、
やっぱりどうしても
今じゃない感
がありました。
大学も親に学費を出してもらっていました。
実家にずっと住んでいました。
経済的にも社会的にも自立していない自分がどのような立場で行けばいいのかわからなかったのです。
根拠もなく自信をもっていくことも大切だと思います、考えるより行動!大事です。
ただ自分自身が、自分の実力に納得していなくて、
「お前はまだ行くな」って私の中の誰かが言ってました(笑)
きっといつかは行くけど今じゃない、
今は今つけるべきスキルを自分が納得できる環境でつけよ、と。
まあそんな感じです。
こんなに自分自身が納得していないのだから、協力隊の選考で志望動機や現地でどんなことをしたいのかなど、説明できないなと感じていました。
周囲の信頼がなかったため(親への借金、社会経験)
学生時代にバイトしては海外に行き、バイトしては海外に行き、
バイトで足りなかったロンドンの短期留学費は親に借金をしました。
そんな感じで。親は理解をしてくれてお金を貸してくれました。
ありがたい、本当に感謝。。
でもあまりにも海外行っちゃうし、貯金している気配はない娘に対して両親はおそらくすっごい不安だったと思います。
きっと私を見ていて不安なんじゃないか、?と何となく感じていて、
そういう風に思われててもしょうがないくらいバタバタ海外に出かけていました。
だから、まず借金を返して、しっかり働く姿を見せて社会的信用を取り戻したほうがいいなあと。(笑)
出世払いって言っちゃったし出世して払わなきゃなあと。(笑)
とっても不安に感じていそうな両親を少しでも安心させるべく、当時は
といえる顔じゃないなと思いました。
社会経験も積みたかったし、親族や親せきに納得させるために
「地に足付けて働ける娘」。
これになりきりました。
他のブログにも書いているのですが、この点においては本当に会社員になってよかったなと思います。
というのも、私の親戚や家族は昔からかなり保守的なのですが、
青年海外協力隊に行きたいという話をしたとき、会社員を数年やったという社会的信用があるのか、
あんまり反対されませんでした。
心配はしてくれるのですが
というようなことは言われませんでした。
社会的信用はしっかり取り戻した状態で、海外に行けそうです!!(^_-)-☆
会社員になってみたかったため、会社員としての経験が欲しかったため
民間企業の会社員になることに興味がありました。
NGOとかNPOとかの国際機関で働くことはとてもあこがれていましたが、
どこかで日本の大多数の人たちが、もしくは世界の大多数の人たちがなる
「民間企業の会社員」になってみたかったのです。
単なる興味です。
好奇心です。(笑)
私の父と母は私が生まれてからはずっと自営業で働いてきました。
自営業ならではの大変さ、楽しさ、そういうものはもちろん近くで見てきました。
だからこそ、自分にとって全然身近でない「民間企業の会社員」に興味があって
営業?事務?研究職?
ボーナスってどういうこと?社会的なマナーはどんな感じ?
上司って?仕事って?残業って?利益を生むって?
いろんな疑問を持っていました。
会社員がどんな生活をしているのか、どんな日常を送っているのか知りたいーと。
いつかはやめるだろうし、たぶんそんな長くはやらないから、とりあえずスタートラインがほぼ一緒な新卒から、3年とか5年とか目安に頑張ってみようかな!と、民間企業の会社員になりました。
会社員としてまなぶイロハ、組織に属する会社員としての考えかた、お金の使い方、人間関係、など
そういうのを知れるのは新卒ならではなのかなと思ったのですね。
さいごに
新卒で挑戦するのか、
会社員になってから時期をみるのか、
青年海外協力隊になるのかならないのかも、
自分の自由です。
私はたまたま新卒ではなく会社員になってから青年海外協力隊、というキャリアを選びましたが、
あなたはどんなキャリアを選びますか?
学生を卒業するとき、周りに流されたりもあるかもしれませんが、
そのチョイスを「自分が納得するのか」という視点で考えると
自分がどうなりたいのか、
今の自分に必要な経験は何なのか、
わかると思います。
僭越ながら私の個人的経験談でした!