協力隊生活、任地24日目。
今日は朝から会議があって、役場にいるほとんどの部署の予算管理担当者が私の部署に集まって何やら話していました。
見渡すと女性がまあまあいます、ああ日本とは違うなあと。
ペルーには女性管理職が多いです。
日本と同じで昔から男尊女卑の考え方があるというペルー。
でも管理職の男女比は、どうやら大きく異なりそうです。
それは労働時間に無理がなく、男性と同じ土俵で比較されているからなのかなと思ったり。
この記事では、女性管理職が多めなペルーの労働時間に起因した理由について考えてみたいと思います。
そもそもペルーは労働時間が短いです。8時から14時とか、15時とか、16時まで。そして残業はしません。残業代がでないことが多いからです。
日本の女性管理職が少ないのって、
子育てや出産に時間が取られてしまうから責任ある仕事が与えられないだの
ポストが埋まっちゃうだの
という感じだと思うのですが
そもそも比較対象が「働きすぎな男性」な気がするんですよね。
つまり、日本の女性に管理職が少ないのは「朝8時から夜23時まで働けないから」みたいな、そんな感じありそう。
(子育ては男性女性関係なくやるべき!的な議論はここでは割愛させていただきます)
少なくとも私の前の会社は長時間労働してきた人ほど上の役職にいました。
そりゃ働きすぎな人と比べられたら子育てや出産の時間さえ惜しまないと管理職にはなかなかつけません。
16時に帰るみんなを見ていて、もしペルーだったら
「長時間労働をする男性」に比較されることなく
能力や経験のある女性が
子供いるいないにかかわらず
管理職につけるんだろうなーと思ったりしました。
ペルーでは
管理職になるための要素に
「長時間働けること」が入っていないというか、、。
・・・説明できていますか??
もちろんほかの要素として
家族が近くに住んでいるからおばあちゃんとか親戚も子供の面倒見てくれたり、
ハウスキーピングの文化があるから家事をやってくれる人もいるため
仕事に専念しやすいというのもあるかもしれませんが。
全ての人に該当するわけではなくても
ペルーには全体的に文化や生活として子育てに向いた環境がある様子。
男女関係なく、
長時間働ける働けないではなく、
管理職になることができ、
子育てしながら働ける。
それはペルーのいいところだなと思います。
※今回はペルーと日本における文化や考え方、生活の形の違いを比較したため、ペルーの貧困や格差問題、職種間の賃金格差はひとまず置いた議論になってしまいました。あしからず。