今日はとってもとっても幸せを感じた日。
明日TSUTAYAに返却予定の「やまとなでしこ」第6話をこの夜23時にもなって見ずしてこのブログを書きたい。
懐かしくて幸せで自分の人生をもっともっとポジティブにとらえられた日。今日はそんな記念日になりそうだ。
移住して100日がようやくすぎる。福島の生活には慣れてきたし、いよいよ冬を迎える準備を始めようと思う。生活には不便はしない。東京よりも自然が近く、便利さが劣る地方はある意味新鮮で、それはそれは楽しいし学びも深い。
友達は、、、少しずつできてきた。
一方で知り合いのつてをたどって私を発見してくれたありがたき人生の先輩方とのありがたい懇親会の話を今日はしよう。
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移住して100日ほどでできたその知り合いは私も参加している青年海外協力隊のOBだった。福島のとある企業で働いている。私がお世話になっている農家さんの紹介で私に声をかけてくれた。
今回合った懇親会では、私の人生相談に乗ってもらった。
コロナ禍の帰国にあたって、私はそのめまぐるしい状況変化の中もしかしたらいろんな希望を自ら失ったのかもしれない。
暗い話をするつもりはないが、この1年、実は自分にとって大切な人を5人失くした。
その出来事1つ1つは自分の人生観を変える大きな出来事となった。
まだ未来もあり若くて希望もあり、きっとやりたいこともあっただろう友人の不在に直面して思ったことは、未来へ期待をするのはむなしい、という感情だった。
未来に期待をすればするほど、それを達成できなかった時の失望感が大きく、また残された人たちの「本人の希望をかなえられなかった辛さ」が尋常でないことを感じ、
それならば未来に期待しないことがまるですべてのように思えた。
未来に期待しなければコロナ禍を不安に思いすぎることもないし、将来的な不安を軽減することができる。自分の身に万が一のことがあった時も残された友人や家族に悲しいを思いをさせずに済む。未来に期待しない生き方をしようと、そういう風に考えるようになって来ていた。
コロナ禍はそれに追い打ちをかけるように、やってきた。
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福島に移住して、農業を始めた。
移住も農業も、以前からずっとやりたかったことだった。
福島に来て農業を始めて早々、自分のやりたいことがほとんどクリアされたことに気が付いた。もちろん全部ではないし、やりたいことはまだまだあるのにそれでもなんか一つの人生としてピリオドを打っていいような感覚が下りてきた。
もしあと何か後悔をすることがあれば、それは結婚と出産なのかもしれないと。
そう感じたとき、自分にとっての優先順位は「家庭を持つこと」に変わった。
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今日はそんな自分の考えに少しメスを入れてくれるようなそんな話が聴けた。
備忘録:
①インプットよりアウトプット
②自分の人生をストーリーにする
③いろんな人の人生ストーリーを聞く
まだ20代後半の私に向かって人生のいろんなアドバイスをもらった。それは協力隊員を経験してるからこそのアドバイスだった。20代後半の自分を羨ましいと、彼らは言った。
彼らの経歴は、素敵だった。常に前を向いていた。未来に、きっと期待しかしていない、そんな経歴だった。
日本にいると、伝統的で受け身で謙虚な日本人らしい自分に戻っていく。それはペルーに順応するよりももっと速いスピードで。保守的になり、チャレンジはしなくなり、意見を言わなくなり、出ない杭になる。
自分が自分であることがある意味変で目立つんではないかと、そんな気にもなってくる。それはマジョリティ・マイノリティ問題の難しいところなのだろうか。
福島に来てTHE日本社会に身を置いて、協力隊員のようないい意味で「変な人」たちの考えに触れることはあまりなかった。コロナ禍もあり、実際に会える人も少なく、今の時代の現役協力隊員はそういう意味でチャンスの少ない立場に置かれていると思う。
今日はそんな中でいい意味で「変な人」たちの意見が聞けた。
前向きで未来に期待する、そんな意見。
保守的になりがちな私の脳みそに負荷をかけてくれて、まだまだ若いんだからと引っ張ってくれる、そんな意見。
それはとってもありがたくて素敵で、私は思わずうれしくなってしまった。
まとまらないけれど、嬉しかったので書いた。
帰り道の星空はとってもきれいで、オリオン座が低めの空にすごくきれいに光っていた。
この土地で一生懸命頑張ろう。そう思えた。
迷いのある人生だけれど、今できることを精一杯。やっていこうと思う。
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生きていいるといいことがあるよと人は言う。
そうだろうか?と思ってきた。
でも今日はとってもいい日で、いつかあるこの日のためにその日を前向きに生きることは悪くないなあと思えた。ありがとう、今日という日。そして人生を教えてくれる諸先輩方へ。