毎年決めているパーソナル漢字。この記事は年の暮れになると選ばれる【今年の漢字】にちなんで「パーソナル漢字」を決めてみませんか?という「パーソナル漢字のススメ」です。
12月12日に、日本漢字検定が一般募集をして総数が多かった漢字が「今年の漢字」として選ばれます。12月12日は漢字の日ということで、十数年から実施されており、毎年清水寺で発表されています。
そしてなぜ私がこの語呂悪く「パーソナル漢字」などと名付けてこの取り組みをおすすめしているかというと、誕生日が12月12日なんです。生まれた日が漢字の日になったので、まあこれはある種使命的なものかと。笑
2020年、今年の漢字。
2020年は12月12日が休日だったからなのか、12月14日に清水寺で発表。今年の漢字は「密」でした。コロナ禍の1年。ほとんどの人が密という言葉を今までの人生で一番使った、そんな2020年だったと思います。この1年を思い出すことになる漢字になりそうですね。
ちなみに過去5年の今年の漢字です。
2019年 「令」
2018年 「災」
2017年 「北」
2016年 「金」
2015年 「安」
その理由や他の年度の漢字は日本漢字検定のHPをご覧ください。(リンクはこちら)
パーソナル漢字とは
世相を表す漢字はそれでいいとして、私はパーソナル漢字をご紹介。
1年に一度、自分のその年の漢字を決めてみませんか?という提案です。私ももうかれこれ5年くらいこの取り組みをしてて、結構気に入っています!
一語で表すにしてもいろんな意味を持つ漢字もあります。一つに集約できないですが、あえてその文字にその年を捧げるのも面白いかも。
なんか大変だったなーとか、なんか楽しかったなーとか、その「なんか」に意味が付くとその年の自分にエールを送れる気分になります。ぜひ選んでみてください!
私の2020年のパーソナル漢字は「忙」
ということで、私もパーソナル漢字決めました。!2020年はまさかの「忙」。
自分でもこの漢字が下りてきたとき、びっくりしました。それくらい、忙しいことにも気づいていなかった。でも本当に忙しい一年だった。身体も心も、どこにあって何をしているのか、正直よくわかっていなかったりして、その時にできる精いっぱいをしていたらいつの間にか1年が過ぎ去った、そんな感覚。
2020年の年明けは、青年海外協力隊でペルーにいて、カウンターパートの急な辞職からスタート。2月には任国外でスペインに行きました。そのころから世界的にはやり始めた感染症のCovid-19。
3月の頭にペルーで第一号が出ると、その1週間後には完全ロックダウン。JICAからは帰国指示がでるも身動きがとれず。4月、ようやく手配が進んで任地を出て、1か月近くにわたる移動と隔離により5月に日本の実家に無事帰宅。
6月、緊急事態宣言の中、ほとんど家にこもってペルーとの活動、でもペルーからの訃報は届く。7月、以前から交流のあった福島の農家さんに声をかけてもらい、移住することに。8月、引っ越し。
9月~12月、福島生活に慣れるのが必死。でもそんななかでテレビ取材をしてもらったり新聞記事にしてもらったり、JICAの活動をやりながら、福島で農業に携わった。
ざっと書いてもこんなに忙しい1年は今までなかった。1か月ごとにいろんなストーリーがあって、どこまでも語れるくらい、濃い一年。コロナ禍で自分の意志が働かないところで様々な現象が起き、巻き込まれながらも笑顔を忘れず前向きに生きた…そんな印象です。
2021年に当てたい漢字を「整」に決めました!
毎年のパーソナル漢字、実はその前の年に、願望を込めて予想をしています。
ちなみに過去の予想。2019年の時、2020年の予想(願望)の漢字は「溶」にしました。現地に浸かりたい!現地に溶け込みたい!そんな願いを込めて…
でも実際は年が明けて緊急一時帰国。現地に浸かることも溶け込むこともなく帰ってきちゃった。1年前の願望なんてそんなもの。でも自分の意志を表す漢字として、やはり今の時点で、2021年に合わせた漢字を決めておこう!
それで選んだ「整」。
28歳、アラサー真っただ中。プライベートも仕事も頑張りたい。でも人間として自分に課すハードルはクリアしたい。
2021年は「整」という漢字が似合う一年にしたいです。家に帰っても料理を作ったり掃除をしたり運動をしたり勉強したり、健康に気を遣ってちゃんと生活を整えようと思う。
ペルーでの日々や福島での日々、あわただしく過ごしてきてしまっているけれど、振り返りながら様々な経験を整理したい。
そして自分の28年間。人類学をやったり語学を勉強したり、海外に行ったり会社員をやってみた。フリーターとして過ごす日々があったり協力隊員としてボランティアもした。そんな経験を一度棚卸して、自分とは何者なのか、しっかり向き合う一年にしたい。できる限りのアウトプットをして、そこで見えてきたものが、きっと2022に続くテーマになると思う。自分の人生を整理することで、これからの未来を考えようと思う。
私の過去のパーソナル漢字、とそのススメ
ちなみに個人的な備忘録も込めて、私の過去のパーソナル漢字。
2017年「難」
2018年「決」(←「晴」)
2019年「動」(←「柔」)
2020年「忙」(←「溶」)
2021年「?」(←「整」)
ちょっと堅めな漢字を選びがちかしら…笑
予想する漢字はいつもマイルドなのに、年の瀬になると気持ち的に焦るのかね。
でも難、決、動、忙。全部どうしてその漢字にしたのかちゃんと覚えてる。それくらいその1年を代表する漢字としてふさわしかったなあと。
パーソナル漢字、ぜひ選んでみてください。役に立つかは知らないけれど、すくなくとも、面白いですよ。✨!笑 今年のふりかえりにお勧めです。