ほっと一息コラム

車のルールは世界共通?ペルーのそれと日本のこれと。

またもや書いてみよう、エピソードトークを。

車社会に来てもうじき1年になる。東京から福島に移住して電車中心の生活から車中心の生活にシフトした。こちらの生活は、かなり自分に合っている。

車社会を満喫すること数か月、今まで知らなかったサインを知ることになる。

右折したいときに右ウィンカーを出している対向車をパッシングのライトで譲る。これは今までも身近な人に教えてもらってやってきたサインであったが、このサインを送ると、たびたび相手もパッシングをしてから右折するのを見かけた。

気のせいかな、光の加減かな…と思っていたのだが何度かされるうちにそれが何かのサインであることに気が付く。おお、これはありがとうのパッシングなのかあと。

シチュエーション的に私が「お先にどうぞ」のパッシングをして、「ありがとう」のパッシング返しが来るということ。

私はこの「ありがとうパッシング」は知らなかったので、こちらに来てからそういうサインもあるんだあ~と感慨にふけっていたのだ。合図には個人差があるし一概には言えないが。。

 

ちなみに別の種類の車のサインは、実はペルーでも見かけた。

道路を走るルールは国によっても異なり、日本のように左側通行・右ハンドルの国もあれば、右側通行・左ハンドルである国もある。ペルーは実は後者であるのだ。

ドライバーに乗せられて助手席で対向車を眺めていると、たまーにパッシングしてくる対向車たち。ドライバーは一切気付いていなかったが(気づいていて無視していたのかもしれないが)、どうやら私の乗っている車がハイビームになっていたらしい。

日本でも、対向車に「ライトついてるよ!」とか「ハイビームになってるよ!」と教えるサインがあるが、これがペルーでも共通だと分かったのはほっこりエピソードであったのだった。


土地が分かればルールが変わる。

日本での当たり前がペルーでは当たり前でないことなんてほとんどであったし、場合によっては日本での正解がペルーでは大不正解、なんてことも。

そんなずれずれの毎日の中で見つける日本と同じもの。ほっこりする車での合図でした。