スキルアップ

【7つの習慣】の解説!1+7の習慣で人格を高める手法。「自分嫌いな自分」から脱出しよう

世界的ベストセラー「7つの習慣」のレビュー&解説。分厚い本が苦手な方はまんがもあります。この記事では7つの習慣と、その習慣を付けて行くための前提の原則について、「まんがでわかる7つの習慣」を引用しながら解説していきます!

 

☆本ブログ引用元・参考元の出典☆

「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」

著者:スティーブン・R・コヴィー

発行所:キングベアー出版

発行日:2013年8月30日

ISBN 978-4-86394-024-6

 
 

「まんがでわかる7つの習慣」

まんが:小山鹿梨子

発行人:蓮見清一

発行所:株式会社宝島社

発行日:2013年12月25日

ISBN 978-4-8002-1531-4

 

 
 
今回はこの2つの本を参考に7つの習慣について簡単に紹介します!
 

7つの習慣を身につける前の大切なこと!

まずはじめに

真の成功、つまり人から信頼を得て持続的に評価されるのは人格を高めることから始まります。人格を高めるためには7つの習慣が必要。
7つの習慣とは、習慣として実践することで人生を変えていける行動のアドバイスを指します。
 
 

パラダイムを変えて「アウトサイド・イン」から「インサイド・アウト」へ

パラダイムというのは物の見方のこと。人は誰しも、どんなに成熟した人であっても「自分の見方」にとらわれています。7つの習慣をつけるためには、このパラダイムを変えていく必要があるのです。
 
ここでポイント。パラダイムを変える際「アウトサイド・イン」の考え方から「インサイド・アウト」の考え方へ変えることが大事。このインサイド・アウトの考え方を、7つの習慣の著者であるコヴィーは重要視しています。
 

「アウトサイド・イン」とは

自分の外側(他人や組織・環境)が変わらないと結果も得られないという考え方

「インサイド・アウト」とは

自分の内面(考え・味方・人格・動機)が原則にあっているかに気を付け、行動を変えることで結果を引き寄せようという姿勢
 
ちなみに、パラダイムを変えるパラダイム・シフトについてと「インサイド・アウト」への変換については具体例をあげながら別記事に書いています!ご参照ください👍
 
 
 
 
 


 
 
「私的成功」
第1の習慣、第2の習慣、第3の習慣
は私的成功のための習慣。
つまり、人としての自立をための習慣のこと。
第4,5,6,7の習慣を身につける前に、
この3つの習慣を身につけることが大切である。 
 

第1の習慣「主体的である」

主体的であるとは、自分の人生に対する責任をとること
 
自分がいる環境や置かれている状況を他人のせいにする。これは主体的であるとは言いません。他人の存在や周りの状況を気にするのではなく、自分が影響できる範囲、行動できる範囲を自覚して少しずつ試行錯誤をつづけ、その行動からなる結果に影響を与えて行くこと、責任をもって選択して行動していくことが、第1の習慣の礎となります。
 

第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」

「終わり」とは人生における目的のこと
 
第1の習慣の主体性をやみくもに発揮するのではなく、人生の終わりに向かって行動していくことがぶれない人生を生きるコツとなる。「何のために行動するのか」を自覚し、ぶれない生き方をするために、自分が大切にする原則を定義するとよい。この原則というのは自分の人生で大切にする価値観であり、公正さ、誠実、勇気など、普遍的で価値を失うことのないものが良いとのことです。
 

第3の習慣「最優先事項を優先する」

「緊急でないが、重要なこと」に使う時間を増やすのが第3の習慣。
 
人の活動は下記の4つの領域にわけられるといいます。
 
  1. 緊急で重要なこと
  2. 緊急でないが重要なこと
  3. 緊急だが重要でないこと
  4. 緊急でも重要でもないこと
多くの人は①を優先して多くの時間を割きがちです。緊急であり、重要であるため当然のことではありますが、①は忙しくて疲れもたまってしまうので長続きせず、④の領域に逃げ込みたくなる。しかしながら本当に重要視すべきは②の領域であり、ここには将来の成長に役立つ事柄などが入ってくるとコヴィーはいいます。
 
なるべく③④の時間を減らし、①②に時間を割くこと、そのためには第2の習慣で定めた目的、原則に従って自分がやるべきことを選んでいけばよい👍。スケジュールを「時間」でなく、「役割」や「目的」で考えて行くと、②を選んでいけるのです。
 
 
 
 


 
 
「公的成功」
第4の習慣、第5の習慣、第6の習慣
は公的成功のための習慣。
これは自分だけでなく、他者との関係性において
大切な習慣。社会的成功を果たすためには、私的成功があった上でこの公的成功を目指すことができる。  
 
 

第4の習慣「Win-Winを考える」

勝者がいればかならず敗者がいると考えるのは間違いであり、「自分も勝ち、相手も勝つ」ということはできる

その際に必要なのは

  1. 自分のWINを求めて相手に誠実に気持ちを伝える「勇気」
  2. 相手にWINを与える「思いやり」

の2つの資質だそう。

もしWin-Winが難しい場合はNo Deal(取引しない)という選択肢もひとつ。

 

第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」

相手を理解したいという誠意をもって、「聞く」こと。「共感による傾聴」が大切。
 
コミュニケーションで最も大切なのは、読む、書く、話す、聞くのうち「聞く」。相手が世界をどう見ているのかを感情移入しながら聞くのは最もレベルが高くもあるけれど、それが第4の習慣の「Win-Win」であるをかなえる一つの習慣となるのです。

第6の習慣「シナジーを創りだす」

シナジーとは個別のものを併せて個々の和よりも大きな成果を得ることを言います。

2つが合わさって妥協案をとるのではなく、2つが合わさったからこその「第3の案」が生み出されることが大きな成果を生む。シナジー的コミュニケーションは相手によっては時に難しくもあるけれど、そこで妥協を選ぶということは相手の愛情のなさを認めたことになり、あとのトラブルにつながりやすいので注意。できるだけ自分は自分の原則を守り、どんな相手に対しても違いを尊重してシナジーを創り出せると根気よく接することで第3の案に到達できるとのこと。

 

 



 
「第7の習慣」
私的成功の第1、2、3の習慣
公的成功の第4,5,6の習慣。
これらを身につけたうえでさらに知力、体力を養い、人間としての枠を広げて行くのが第7の習慣である。

第7の習慣「刃を研ぐ」

第1~6の習慣を身につけつつ、それぞれの習慣を心がけながら「刃を研ぐ」のが第7の習慣。
 
体調(肉体)、観点(精神)、自律性(知性)、つながり(社会・情緒)の4つの側面でバランスよく刃を研ぐ時間をとっていく。第7の習慣を切り離して考えるのではなく、第1~6の習慣があっての第7の習慣のため、それぞれを意識しながら刃を研いでいきましょう!

近くにおいておきたい1冊として…

自己啓発本の代表格でもあるこの7つの習慣。本では500ページにもわたるけれど、「まんがでわかる7つの習慣」はまんがだけでなく解説もわかりやすく、本が苦手な方にも読みやすいです。
 
7つの習慣は読んで終わり!ではなく、身につけることが何よりも大切。そのためには思い出した時に読んだり振り返って日々心掛けて行くことが必要です。まんがなら、すぐ読み返せるし、習慣化するまで、あきずに振り返ることができるので近くにおいておきたい1冊としてお勧めです。
 

*「まんがでわかる7つの習慣」まんが:小山鹿梨子発行人:蓮見清一