一人暮らしをする際に一番最初に持つ不安がお金のこと。実家から初めて一人暮らしをする際、上京して暮らし始めるときに物価なども解らないと思うので、ある程度想定しておきたいところですよね。この記事では、都内で一人暮らしをする際にかかるお金の話を簡単にご紹介します。
家の選び方や契約についてはこちらの記事を参照!→【都内で初めての一人暮らし】家の選び方から契約まで<条件・相場・用語解説も>
一人暮らしを始めてから暮らす中でかかるお金とは?
まず、引っ越しをして一人で暮らし始めるときに初期費用としてかかるのはこんな感じのものたちです。
- 初期費用:家を決めてから住むまでに手続きなどでかかる費用
- 引っ越し費用:引っ越しをするときにかかる費用
- 日々の暮らしの費用:引っ越した後に毎月かかる費用
これはどんな家で住み始めるか、もともとどういった家に住んでいたかで変化度合いが変わります。順番に見て行きましょう。
初期費用リスト
初期費用は選んだ物件によっても変わってきますが、多くは下記のものが必要となります。
・家賃:毎月の家の賃料(大家さんに払います)
・共営費・管理費:その建物の共用部分を維持管理するため、またその建物自体をを管理するために必要な費用(※家のタイプにもよりますが、数千円です)
・敷金:家賃1~2か月分です。大家さんに一時的に預ける費用のことで、家賃の滞納や部屋を引越すとき、修理が必要になったときなどに使用され、差額は返還されます。私の場合は、借りる際に敷金を家賃1か月分支払い、退去時にはクリーニング代を差し引いた金額が戻ってきました。初期費用を抑えるため0にしているところもありますが、その分クリーニング代などが丸々退居の時にかかります。
・礼金:家賃1~2か月分です。大家さんにお礼として支払うお金のことです。0のところもあります。これは敷金のように退去時に一部戻ってきたりするわけではないので礼金0のところはとても入居しやすいですね。
・仲介手数料:物件の仲介をしてくれた不動産屋さんに支払うお金のことです。最近ではこれをなるべくカットしよう!などといったやり方を紹介したYouTubeなどもありますが、私はまだやってみたことがありません。不動産はこの手数料で商売をしているので、この支払についてはカットするのは個人的には至難の業のような気がします。
・保証人の費用:部屋を借りる際、家賃を滞納した時に代わりに払ってもらう「保証人」を置く必要があります。家族など自分が保証人としたい人にお願いできる場合が多いですが、ところによっては保証会社でないと契約できないという場合があります。その際はその保証会社へお金を払う必要があります。経験上10,000円から30,000円くらいでした。
・鍵の交換代:鍵を交換するための費用で、支払う場合があります。経験上、25,000円くらいでした。新築やオートロックの部屋だと鍵の交換は必要ありません。
・前家賃:翌月分の家賃を先に支払う際のお金のことです。(例、4月16日入居の場合は、5月分を前払いします。)
・日割り家賃:月の途中に引っ越しをしたときなど、日割りで発生する家賃です。(例、4月16日入居の場合は4月16日から4月30日までの15日分の日割りを前払いします。)
初期費用のシミュレーションしてみよう!
例えば物件を探してみるとこんな感じの条件が書いてあると思います。
家賃:80,000円 共益費:5,000円
敷金:1か月分 礼金:1か月分
中間手数料:1か月分 鍵交換要
例えばこの物件に4月16日から入居するとしたときに初期費用は、下記の通りになります。
敷金:80,000円
礼金:80,000円
仲介手数料(+消費税):88,000円
鍵交換:20,000円
前家賃(5月分):85,000円
日割り家賃(4月16日~4月30日):42,500円(85,000円÷30日×15日)
計:395,500円
家賃によって変わってきますが、東京に住んだ時の初期費用は大体30万から50万と言われています。地方(家賃5万程度)の場合は10万から30万くらいが平均でしょうか。
部屋によっては、あまり人気がなかったり大家さんが早く入居をしてもらいたい場合に礼金が0のところもあります。また、あまり人気がないところであれば家賃の値下げができる場合もあります。
「引っ越し 初期費用 計算」などとネットで調べてみると家賃や敷金礼金などの情報を入れると簡単に計算できるサイトも出てくるのでお勧めです。物件情報をみながら入力して自分の初期費用を計算してみるとわかりやすいかもしれません。
引っ越しにかかるお金
実家などから新しい一人暮らしに引っ越す際にかかるお金についてです。主に新しく入手する家具や家電などの費用がかかります。
引っ越し費用リスト
・家具代:ソファ、ベッド、棚、カーペット等
・家電代:テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ等
・生活用品代:キッチン用品(包丁、まな板、鍋等)、洗剤、タオル等
・引っ越し業者費用:引っ越し業者さんに払うお金
こだわりなどで変わっていきます。
ざっとでいいので概算を知りたいという方のために、参考までに私の一人暮らしした際の内訳をご紹介したいと思います。
【参考】20代女性のリアルな引っ越し費用
*家具 計:約110,000円
・ベッド(約70,000円)
・スチールラック大(7,000円)
・ソファ(20,000円)
・テレビ台(約7,000円)
・カラーボックス5つ(6,000円)
*家電 計:約192,000円
・冷蔵庫(50,000円)
・洗濯機(35,000円)
・テレビ(30,000円)
・HDDレコーダー(40,000円)
・電子レンジ(20,000円)
・オーブントースター(2,000円)
・ドライヤー(15,000円)
*その他生活雑貨 計:約75,000円
・キッチン用品(包丁、鍋、食器、調理器具など) 計20,000円くらい
・衣類用品(ハンガー、洗濯竿、ボックス) 計15,000円くらい
・インテリア用品等(カーテン、マット類) 計30,000円くらい
・掃除用品等 計10,000円くらい
合計:約377,000円
私の場合は基本全部新品でそろえてしまったので大きな出費(大きな後悔…笑)。もしいずれ家具家電が必要なくなるかもしれない方や初期費用を抑えたい方は、最近は家具家電付の物件があったり、家具家電のリースで借りれるものもあったりサブスクリプションサービスなども最近は増えてきているようなので、ぜひそちらも検討してみてください。
家具や家電を選んで好みの部屋を実現したい!という方は購入用で私はエア・リゾーム、LOWYA、ニトリなどを利用していました!
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日々の暮らしの費用
実際に一人暮らしを始めると1か月あたりどのくらいかかるのか。その内訳と概算費用です。内訳としては固定費と変動費に分かれます。
- 固定費:家賃(共営費を含む)、光熱費(ガス、水道、電気)、通信費
- 変動費:食費、交際費、交通費、服飾費、生活費、医療費
*概算費用
例えばですが、上記の物件(家賃85,000円)@東京で1か月暮らした場合の概算はこんなかたちになります。
<固定費>
・家賃・共営費:85,000円
・光熱費(ガス、水道、電気):15,000円
・通信費(Wi-Fiや携帯電話代):10,000円
<変動費>
・食費:20,000円~80,000円(自炊するか外食するかで変わります)
・交際費、交通費、服飾費:20,000円~50,000円(こだわり、付き合いによって変わります)
・その他生活費、医療費:10,000円~30,000円
合計 160,000円~270,000円
これはあくまでの例です。合計金額に幅があるのはどこにお金をかけるかが人によって違うからですが、食費や洋服代、交際費などで大きな差が付きやすいです。
家賃は給料(手取り額)の3分の1が目安と言われています。
東京の平均的な家賃が8万くらいであることを考えると、おそらく固定費だけで10万はみたほうが堅実かもしれません。
また一人暮らしは何かとお金がかかるので、変動費も無視できません。変動費はある意味生活の中のゆとりの部分だったりもします。もし毎月のように切り詰めるのがストレスになる場合は、最初から固定費(家賃など)を抑えられる物件などを選ぶのもアリでしょう。
まとめ
一人暮らしを始めよう!となった場合の初期費用や引っ越し費用などの概要でした。
私は2回ほど引っ越しを経験していますが、やはり家具や家電が最初にかかるのがネックでした。実際住んでみるとそこまでたくさん最初からいらないこともあります。また、引っ越したのに仕事が変わったり家族形態が変わったりで長く住まないこともあります。
家具家電を本当に必要になってから買ったり、誰かから譲ってもらったり、ジモティーなどを利用してみるともっと費用は抑えることができるでしょう!2回引っ越しを経験した身からすると、工夫次第で引っ越し費用は20万以内に抑えられると思います。
みなさんの一人暮らしの検討に、この記事が参考になったらうれしいです。素敵なNew Lifeを!!!