スキルアップ

人を巻き込むことの重要性とその大変さ〈訓練38日目に考えること〉

 

人を巻き込むこと。

昔から私が苦手としてきた分野です、、。

 

人を巻き込むことの重要性は前から知っていました。

でもそれは口で言うほど簡単ではありません!

 

青年海外協力隊の候補生として訓練をすること40日弱、その重要性と大変さに改めて気づくことが多く、今回はそのお話でも書こうかと思います。

 

青年海外協力隊にとって重要な人を巻き込む力

 

青年海外協力隊は、途上国にボランティアとして派遣されます。

専門的知識を持って自分のもっている知識、経験、技術を伝えるといっても2年間しかいないボランティアには変わりありません。

そんなボランティアとして私たちにできることは、自分が魚を釣るのではなく、魚の釣り方を教えてあげることです。

人に働きかけることで、自分がいなくなったあとも持続的に続いていくプロジェクトや開発になります。

 

青年海外協力隊になるにあたって一番の心配事は、自分は人を巻き込めるのだろうかということ。

自分一人で現地で行動するにはとても未熟だし現地の人を巻き込んでいかなければ活動を持続することができないからです。

 

自分の言うことなんて人にやらせられないと遠慮していてはだめで、人をとにかく巻き込んでサポートすることで、現地の人たちに主体的に活動をしてもらう必要があるのです。

 

訓練所の課業の話

 

訓練所では、様々なことを学びます。

それは語学であり、公人意識であり、JICAの関係者としての意識であり、途上国に行く人間としての意識や知識です。

そして、そのほかにも現地の人のニーズを聞く力、人を巻き込んでチームを作る力、人の気持ちや意見に耳を傾ける力、自己管理の力など青年海外協力隊に必要となる基本的な要素を学びます。

青年海外協力隊は今までに社会経験を積んでいたり途上国経験があったりして上記のような力をすでに備えている人ももちろんいます。でも基本的な力として全体のベースをそろえる必要があるのでこういう訓練が盛り込まれているということですね。

 

ということで、人を巻き込む力についてですが、

これについての専門的な課業はありません。

でも候補生が十数人まとまって一つのことをやるという内容の課業がいくつかあり、そこで求められるのは傍観する力ではなく、人を巻き込む力です。

そして私は訓練の半分が経過した今、とてもその難しさを痛感している、というわけなのです。(笑)

 

どうして「人を巻き込む」のは大変なのか

 

私が人を巻き込むのが苦手な理由

 

簡単にいうと、遠慮してしまうんですよね。。。

 

正直、相手を付き合わせるのは申し訳ないと感じてしまいます。

確かに相手にとってもメリットがあることでも、それをやりたくないと思っている人もいます。

力をいくらでも抜ける現場であれば一生懸命頑張ることを嫌う人も沢山います。

人によって物事へのモチベーションは多様なのですね。

そういう現場で成果が出にくいことや実現の不確実性が高いものを一緒にやるのは確かにとても気が引けるんですよね。

 

 

あとは、自分がやったほうが早い場合があります。

社会人として生活する中で自分がやったほうが早いかもと思ったとしても、一人でやってしまうのではなく、同僚に共有することの大切さを学びました。

でもそれでもなお、自分でちゃっちゃとやっちゃおうと思うきらいがあります。

 

例えば上の例でいうと、一緒にプロジェクトをやろうとなったとき相手がそんなにやる気なければ一人でさっくりやって途中経過を相手に報告したり、途中で意見を求めたり、最終結果を報告したり。そういうほうが、お互いにとって良いと思いませんか?

 

それでいい時もあると思うのですが、必ずしもそうとも言えないときもあります。

自分たちはそれでよくても、そこから情報を得る人やそこから学ぶ人にとっては空っぽのプロジェクトや活動になる恐れもあります。

だから人を巻き込む必要がある。

人を巻き込むことで、一人の力だけでなく

1+1を2にも3にも10にも20にも、していく必要があるのです。

 

人を巻き込みきれなかった経験談

まあたくさんあるのですが、、。

 

社会人時代もとても苦労しました。自分の力のなさに参りました。

自分の担当のプロジェクトがあり、部署の業務内容の改善を行ったのちに周知してそれを部内の方々に実行してもらう必要がありました。

直接話に行って理解を得たり、忘れるころにリマインドをしたり、仕事のルーティンに加えてもらったり、仕事が煩雑にならないようシンプルにしたり、協力してもらうことで無駄な業務が減ることを説明したり。

部署の人数はたったの8人。

それでも個人レベルでそれはなかなか徹底されませんでした。

簡単に言うとめんどくさいんでしょうねー。私もめんどくさいの嫌ですもん。(笑)

 

青年海外協力隊として訓練を受ける中でワークショップをやったり打ち合わせをしたり講座を企画・運営したりするのですが、そこでも自分の力のなさに参りました。

 

同じプロジェクトをやる人みんながみんな自分と同じようなベクトルを持っていて自分と同じようなモチベーションだとは限りません。

例えば訓練中は語学という最重要の目標があるため、そのほかの課業へのモチベーションも様々です。

やる気ない人からめちゃめちゃ率先する人まで様々です。やる気のない人の気持ちもわかります。そして率先する人の気持ちもわかります。

だからこそどうしていいかわかんないときがありました。

 

みんなやる気があるか、もしくはみんながやる気ない場合が一番うまくまとまりますよね。でもそんなうまい話なんて全然なくって。

たとえば、とてもやりたくてそのプロジェクトを選んだ人もいるし、なんとなくで選んだ人もいるし、じゃんけんで負けてしかたなく参加している人もいます。

 

この前も、課業の中でとあるプロジェクトの企画をさせていただいたのですが、

人をうまく巻き込めなかったばっかりに一部の人にもやもやさせてしまうことがあったのかなあと反省することがありました。

終わったことはくよくよしても仕方ないと切り替えてはいるのですが、誰かにもやもやを与えていたなら大変申し訳ないな―――と思っちゃいまして。

それではどうすればより好ましいものになるのか、どうしたら足並みをそろえることができるのか。足並みをそろえなくても好ましいものにすることができるのか。

 

例えば企画者側の足並みがそろっていないとの目標さえ達成することができません。

人を巻き込む力があればもっと有意義な企画になったのかなと思うと、自分の力不足にただただ反省をします。

 

どうしたら人を巻き込めるようになるのか?

 

それではどうすれば人を巻き込めるようになるのでしょうか?

この件は昔から苦手なものなので答えはまだまだでないのです。

(だれかいい方法あったら教えてください、、!)

 

人を巻き込むには?
  • やる気ある人とやる気ない人の間に距離をつくらない
  • 各人がその活動にどれくらいのやる気を持っているのかを知る
  • 各人の得意分野を知る
  • その得意分野で活躍してもらえるよう引き出す(得意分野ならやる気をだしてくれる?)
  • 各人の興味関心のあることに結び付けてやる気を出してもらう

 

そんな感じでしょうか?

時間も限られている中でなかなか難しい課題だなと思います。

 

一人で動けるなら一人で動こうとしてしまう私にとっては本当に苦手な分野。

でも海外ボランティアなど問わずに本当に重要な力だと思うので、これからも精進します。