国際協力

【タジェール】って何?青年海外協力隊の〈スペイン語訓練〉での1コマ。<村のマップ作成タジェール>からの学び

青年海外協力隊のスペイン語訓練では、スペイン語を学ぶホームクラスの中でタジェールというものがあります。これはワークショップのことを指すのですが、1コマを使って一人一人現地で行うであろうワークショップを実施します。

今回はそのタジェールについての説明と具体例として私が行ったタジェールをご紹介します!

 

訓練で行うタジェールとは

 

時期は中間試験が終わった直後、一人一人が準備して自分の要請に合った内容のタジェールを行います。内容は自由ですが、自分が現地で行うものを想定していることが前提になります。

1コマ50分なので一人当たり50分。クラスによってもその時間配分は異なるようですが、私のクラスは50分みっちり使うことを求められました。

タジェール自体はスペイン語の授業時間内に行います。参加者もいつも一緒に語学を勉強している仲間たちです。

場所は時間内に移動などできるならどこでもOK。私はクラスが狭いのでもう少し広めのクラスを借りて行いました。

 

タジェールの準備

クラスによっても変わりますが、中間試験が終わった直後から着手します。

50分、スペイン語しか使えないのでみんな割としっかり準備していました。中間終わってからは口を開けばタジェールの文字がでてきてたかも(気のせい?笑)。

訓練所から求められているワークシート(A41枚)は最低限作成する必要があります(もちろんスペイン語で)。基本的にはそれに沿ってタジェールを行う形になります。

人によってはパワーポイントを用意したり、模造紙を用意したり、原稿を用意したり。

中間までに習ったスペイン語を駆使して頑張りましょう!!

 

私のタジェール

 

内容

私はコミュニティ開発隊員なので、参加型のタジェールを行いました。

内容は村のマップ作成。みんなに村のマップ作成を行ってもらい、そこから読み取れる情報を今後の活動に反映させるためのものです。

これは村の人々が参加して行ってもらうワークショップとしてはとても取り掛かりやすく、私も現地できっと行うだろうなーと思って選びました。

またこのワークショップは、ファシリテーター側である私たちにとてもメリットがあります。実際にマップを作る状況から、その村の人たちの関係性や立場、何を大切にしているのかなどが見えてきます。

流れは50分あるので

0分~10分:概要、目的説明

10分~30分:マップ作成

30分~40分:マップに関する問い

40分~50分:ふりかえりとまとめ、質疑応答

という感じです。

事前準備

内容を決めてどんなことをそのタジェールから学びとしてほしいか、そのタジェールの目的を検討しました。

そのうえでおおまかな時間配分と流れを決め、訓練所から求められているA4のワークシートを作成。同時にクラスの先生に内容の添削をしてもらいました。

私はパワーポイントをなるべく使わないで行いたかったので、紙とペンで絵をかいたり白紙の模造紙を用意。あとは当日用の原稿を準備しました。

材料がある程度揃った後は当日の流れのシミュレーション。その流れで説明してもしくは問いをもってきて参加者にとって違和感がないか、わかりやすい言い回しや単語が使えているかを最後検討。あとは何度か読んだりして当日なるべく原稿を見ずにできるように練習しました。

 

実際のタジェール

 

導入:このタジェールではみんなでマップを作成します!

マップを作るとマップを作る参加者にとってもこれを企画した私たちにとっても役に立ちます。

マップ作成!:駒ヶ根訓練所のマップを作ろう!

それではマップを作成しましょう!時間は20分くらい!自由に駒ヶ根訓練所にあるものを書いてみてね!

(マップを作る様子を観察する。もし参加者が困っているようなら声をかけてみる。見ているだけの人がいたらこの辺には何がありますか?などと聞いて参加を促す。)

 

マップへの問い、マップから見えてくるものの共有:いくつか質問をさせてください!

「これはなんですか?」「これは誰のためのものですか?」

「ここにはなにがありますか?」「あなたの部屋(家)はどこですか?」

「ご飯はどこで食べますか?」「運動はどこでしますか?」

「ここからここまで何分くらいですか?」「あなたの好きな場所はどこですか?」

→必要に応じて情報を書き加えてもらう

 

ふりかえりとまとめ。質疑応答

マップを作ると参加者側と私たちにそれぞれいいことがあります

参加者側には

  1. マップ作りを通して参加している!と思ってもらえる。自分にとって身近なものを書いてもらうマップ作りは難しいものではないので参加もしやすい。
  2. 作ったマップから自分にとって身近なものや誰かにとっての身近なものが見えてくる

運営者(私たち)側には

  1. マップ作りの過程をとおして参加者が大切にしているものや場所、人間関係や立場がわかる
  2. 作ったマップから、参加者にとって身近なもの、大切にしているもの、村にどんな資源や施設があるのかがわかる

 

このようにして村を知る際にマップを作ることはとても有効です。私も村に行ったらマップを作ってみようと思います。

 

私のタジェールの反省

 

時間通りにタジェールが進んだのはいい点でした。また、私が伝えたいことも割と伝わったそうなのでそれも良かったかなと思います。

 

一方、参加者にもフィードバックをもらいました。(ご意見どうもありがとう!!)

 

  • 会話のキャッチボールがあるといい

→確かに、最後の方はマップ作りについて自分の見解などを話す部分の尺が多く、キャッチボールが少なかったです。キャッチボールがあると参加者の意見も聞けるし、みんなで作っているものなのでそういう点の配慮ができるといいなと思いました!

 

  • マップで好きなところとか聞いてみては?

→マップへの質問タイムのところで、いろんな質問をしたいなーと思っていたのですがこの質問ができなかったのはたしかに反省点でした!もし現地で作ることがあれば村の人たちがどんなところが好きでどんなところがお気に入りなのかとかも聞いてみたいな~と思います!

 

  • 目的が明確化するといい(例題などあるといい)

→目的は明確化したつもりだったのですが、自分がそうしたと思っていても相手が明確化されていないと思っているというのはまさに反省点。あまり先入観とかを入れたくなかったのでとりあえずマップ自由に作ってね!という感じで始めたのですが、人によっては何をどうしていいかわからなかったようでした。

確かに例題などがあるとイメージができていいのかも、、。でもイメージができちゃうとそれに縛られたマップ作成になって自由な思考が制限されちゃうし、、と考えました。

ただ現地でもしマップを作成するとなったとき、え、なんで?つくってどうするん?ってなったり急に?!ってなったりしないように、言葉の配慮とかそういうものが大事なのだろうなと思います。

 

  • 現地では言語が得意でない人もいる。そういう人も参加できるように工夫があるといい。

→たしかにーー!お言葉ごもっともでした。精進します!!

 

という感じです。本当にフィードバックありがたかった。

とても緊張したし変な汗のかいたタジェールでしたが、学びもたくさんありました。

 

せっかくやるなら、現地で使えるものを学ぼう!

タジェールは逃げてもやってきます。笑

せっかく50分、自分の好きに時間を使えるのですから自分にとって学びの多いタジェールができるといいですね!

この記事も何かの参考になったらとてもうれしいです!

それでは!